銚子・角巳之・三代目

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幻シリーズ!

2010年01月19日 | 銚子のうまいもの

001 002 写真左、茹でたキンチャクガニ、右はヤナギムシガレイ、メイタガレイ、カワハギの干物....。これら銚子でかつては、それこそ“はいて捨てるほど”揚がって、食卓にいつもあったモノ....。いつしか水揚げ激減となり、気が付けば幻シリーズの仲間入り...。カワハギはまだ沢山見掛けますが、それでも往時に比べれば....。上記すべて、大人は何故こんなもの食べるんだろうか? そんなものより肉だ肉。肉、肉、肉....と頭の中は完全に肉モード。ハッキリ言って、子供の頃、魚は嫌いでありました。それが、自らがかつて眺めていた大人たちの年齢になり、少々お酒をたしなむようになると、ああやっぱり魚はいいね....と。20代前半から30代半ばまで食肉担当をしていた私であります。肉好きは今も変わりませんが、銚子に住んでいる事、年齢も関係するのでしょうか、魚の頻度が非常に多くなりました。で、それを満喫できるはずの銚子生活ながら、次から次へと幻シリーズの仲間入り....。銚子に住んでいても滅多にお目にかかれない魚も多くなり....。何故獲れなくなったのか? 乱獲、漁場の荒れ、潮や気候の変化....様々な理由が喧伝されますが、実際のところ海のことは良くわかっていないのが実情のようです。難しいことはさておき、少なくとも揚がった魚はすべて食べつくそう。それを生業としているなら売りつくそう、手間を惜しまずに加工すれば価値が見出せるなら手間を惜しむまい、とにかく色々な手をつくそう.....。少なくとも捨てられる魚はナシにしよう。資源管理、漁獲枠、相場回復のための休漁....そういう船の話ではなく、やはり食べる人が変わらないと....。この魚はいい魚、これは×.....勝手にランク付けせず、すべての魚に関心を。上記幻シリーズ....、少なくとも30年位前まで“なんだこんなもの”と言われていたような....。折りしも30年前と言えば日本の水産物自給率は100%に近かった頃、それが今では50%付近に...。何事も、それが潤沢にある時に次の一手を。と言うことでしょうか。それはなかなか難しいことですが、これから先は選択肢が非常に少ない....と思っております。