風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

役者さんについて思うこと

2024-04-24 | 映画・芝居・TV
大学1年の頃はほんの少しだけ演劇部にいた。
大学4年の頃はテレビ朝日でADをやった。
コロナ前に1度だけ公開された
短編映画「マルカン大食堂の贈り物」撮影時は
4日間の撮影にほぼ全日程立ち会った。

・・・で、思うことなんだけど
役者さんというのは本当に大変な仕事だと思う。
舞台は舞台で、やり直しが効かない大変さがあるけれど
テレビや映画の世界はまったく違う大変さがある。
台本をバラして撮影予定を組むのだけれど
それはセットやロケの都合上ストーリー順にはなっていない。
つまりその瞬間、頭の中でストーリーを組み立て
表現し演技する。
悲しい場面と嬉しい場面を一度に撮ることもあろう。
その前後をイメージして役作りすることになる。
しかも数秒から数分の1カット1カットを
カメラや音声やメイクや演出が準備し、
テストしてからの撮影なので、とにかく待ちの仕事だ。
そして何と、同じ場面を別角度から撮るために
何度か同じシーンを演じ、撮影することもよくある。
そのたびに役作りを得る形なので、緊張を強いられる。
とても根気がいる仕事だ。
かつて演劇部時代に役者の世界に誘われたこともあるが
とても私には無理😅

ミュージシャンや芸人さんたちもそうだが
ほぼ皆さん事務所に所属していて、
そこがその人をプロデュースし、仕事をコントロールする。
言い方が悪いが、ある意味「商品」だ。
当然自分の思う通りにならないこともあろう。
アイドルや新人歌手などの場合は
その人となりすら作り上げられてしまうことすらある。
本人とは全く別の人格を表に出すこととなる。
それもまたつらいことだ。

どんな仕事も楽ではないし、
それなりの努力も必要となろうが、
ワタシ自身は自ら演じ、表現するよりも
作る側にいたいと思うのだ。
元来事務局タイプだし。
コメント
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