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北九州でリノベーションまちづくりを実践し
全国的な注目を浴び、高い評価を得た
らいおん建築事務所代表の嶋田洋平氏をお迎えして
昨夜マルカンビル6階で講演会が開かれた。
定員70名とのことで、
しかも電話かメールでの申し込みとのことだったが
それでもたくさんの方々が参加していてびっくり。
それだけ花巻家守舎、上町家守舎の活動が
花巻市民の注目を得、興味を喚起しているのだろう。
私は昨年マルカン支援活動の中で様々見聞きし、
またtsukuruba inc.の本編集のお手伝いをしながら
リノベーションとはなんぞや、家守舎とはなんぞやを
多少聞きかじっていたために
嶋田氏の話の骨子は大体理解できていたし、
結論としてあげられていたその理念もある程度掴んではいた。
・・・が、具体的な活動例などを挙げていただき
実際に直面した問題への多角度からの取り組みを知って
より理解が進んだと同時に
彼らが現在進行形で取り組んでいる「まちづくり」に
共感とリスペクトも感じた。
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何よりも、理解していたこの取り組みについて
「なぜそうなのか」を前半詳しく説明いただいたことが
これまで分かったつもりになっていた私にとって
さらに理解を深める話となった。
特に建築を取り巻く環境についての話は
具体的な数字が説得力があり、得心できた話だった。
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これはまったく同意。
花巻も同様、今の商店街は宝の山だ。
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この動きと私がこれから取り組みべきベクトルが一致した。
後は自分に何ができるかだ。
花巻ではまず「マルカンビル大食堂」の動きがある。
もちろん食堂そのものの存続もスタートを切ったばかりで
これからが試金石となるし
ここを核とした上町商店街のリノベーションまちづくりはこれからだ。
とはいえ、マルカンビル大食堂の再生は一つの例を示し
「自分たちにもできるんだ」という意識を市民に喚起した。
この動きが伝播していくと、花巻はこれから面白い。
一つの例として、裏側で何があったのか
北九州の例まで進んではいなくても
明確に結果を出した身近な事例として
マルカンビル大食堂営業再開までのドキュメントを
まずはぜひ本書でたくさんの方々に知って欲しいと思う。
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「マルカン大食堂の奇跡
〜岩手・花巻発! 昭和なデパート大食堂復活までの市民とファンの1年間〜」双葉社