パリの象徴のようなノートルダム大師堂が火災に遭いました。今回は、予定を変更して火災に遭う前の画像を中心にあらためてノートルダム寺院を紹介します。
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ニュースなどの映像を見ると、尖塔は崩れてしまいましたが、聖堂の壁などは石造りのためか大部分が残り、身廊の屋根が抜け落ちたのが最大の被害のようです。大統領は5年で修理と豪語していますが、修理を急ぐあまり、大切な文化的な情報を失わないか心配です。火災後の映像を見ると、屋根が焼け落ちた瓦礫が身廊に降り注いで、祭壇までかなりひどい状態で、バラ窓側で火災を免れたパイプオルガンも消火のための水や煙、炎を浴びていて修理が必要ではないかと言われています。大聖堂の修理のための失火が原因というのは皮肉ですが、我が国の法隆寺の金堂壁画を保存のために模写を行っていた時に電気座布団が原因で火災に見舞われたことを思い起こします。
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ノートルダム大聖堂は、1163年に建設が始まり、ファサードの両塔が完成したのが1250年で、さらに飛び梁が完成するのは1345年すから、建てるのにほぼ2世紀の時間がかかったことになります。建っているシテ島はパリの発祥の土地で、ノートルダムが建つ前にはバシリカが建っていたそうです。現在の聖堂は長さ128m、身廊の高さが33m、幅が13m、南棟の高さは63m、焼け落ちた尖塔は93mありました。
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ロマネスクの影響を一部残しながらも、初期のゴシック様式で建てられ、側廊の外部は多数の飛び梁で支えられています。外壁の柱の上には怪物が大口を開けて周りをにらんでいます。これらの様子は実物でうまく写真に撮れなかったので、東武ワールドスクエアの模型を撮った写真を載せておきます。
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ゴシック様式は、壁で建物を支えるロマネスク様式に比べて、壁の開口部を大きく取れ、見事なステンドグラスが窓を飾っています。一方、正面のファサードを飾る彫刻は、ロマネスクの雰囲気があって、物量もすごく、見ていて飽きません。
ノートルダムとは「われらの貴婦人」の意味で聖母マリアを差します。火災に遭ったパリの大聖堂が有名ですが、同じ名前の大聖堂が沢山あります。フランス国内で世界遺産に登録されている聖堂だけでも、ランス、シャルトル、アミアン、ルーアン、ストラスブール、アヴニョン、ル・ピュイとあり、他にもベルギー、ルクセンブルグ、カナダなどのフランス語圏にちらばっています。
最初にノートルダムを訪れたのは30年以上も前で、GW中であったのも関わらず入堂に行列した覚えがないのですが、最近訪問すると長蛇の行列だったのは驚きです。アジア系の観光客が行列の中に目立ちました。また、最初に訪問したの時には、壁がやけに煤けていたのが綺麗になりました、その間に洗浄したのでしょうか。今回の火災で、また煤けてしまったかもしれません。
今回の火災では、一度火災報知器が作動し、確認をしたけれど火災を発見できなく、二度目の通報では手遅れだったと言われています。いろんな文化財の防火や防犯のセンサ設置は、費用との兼ね合いもあってなかなか行き届かないと言われています。各家庭への火災警報器の設置が義務付けられていて、数多くの感熱や煙センサが作られているのですからセンサのコストは下がってると思うのですが。それとも、文化財などに設置されるものは、競争下で決まる価格ではなく不透明な価格設定がなされているのでしょうか。
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ニュースなどの映像を見ると、尖塔は崩れてしまいましたが、聖堂の壁などは石造りのためか大部分が残り、身廊の屋根が抜け落ちたのが最大の被害のようです。大統領は5年で修理と豪語していますが、修理を急ぐあまり、大切な文化的な情報を失わないか心配です。火災後の映像を見ると、屋根が焼け落ちた瓦礫が身廊に降り注いで、祭壇までかなりひどい状態で、バラ窓側で火災を免れたパイプオルガンも消火のための水や煙、炎を浴びていて修理が必要ではないかと言われています。大聖堂の修理のための失火が原因というのは皮肉ですが、我が国の法隆寺の金堂壁画を保存のために模写を行っていた時に電気座布団が原因で火災に見舞われたことを思い起こします。
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ノートルダム大聖堂は、1163年に建設が始まり、ファサードの両塔が完成したのが1250年で、さらに飛び梁が完成するのは1345年すから、建てるのにほぼ2世紀の時間がかかったことになります。建っているシテ島はパリの発祥の土地で、ノートルダムが建つ前にはバシリカが建っていたそうです。現在の聖堂は長さ128m、身廊の高さが33m、幅が13m、南棟の高さは63m、焼け落ちた尖塔は93mありました。
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ロマネスクの影響を一部残しながらも、初期のゴシック様式で建てられ、側廊の外部は多数の飛び梁で支えられています。外壁の柱の上には怪物が大口を開けて周りをにらんでいます。これらの様子は実物でうまく写真に撮れなかったので、東武ワールドスクエアの模型を撮った写真を載せておきます。
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ノートルダムとは「われらの貴婦人」の意味で聖母マリアを差します。火災に遭ったパリの大聖堂が有名ですが、同じ名前の大聖堂が沢山あります。フランス国内で世界遺産に登録されている聖堂だけでも、ランス、シャルトル、アミアン、ルーアン、ストラスブール、アヴニョン、ル・ピュイとあり、他にもベルギー、ルクセンブルグ、カナダなどのフランス語圏にちらばっています。
最初にノートルダムを訪れたのは30年以上も前で、GW中であったのも関わらず入堂に行列した覚えがないのですが、最近訪問すると長蛇の行列だったのは驚きです。アジア系の観光客が行列の中に目立ちました。また、最初に訪問したの時には、壁がやけに煤けていたのが綺麗になりました、その間に洗浄したのでしょうか。今回の火災で、また煤けてしまったかもしれません。
今回の火災では、一度火災報知器が作動し、確認をしたけれど火災を発見できなく、二度目の通報では手遅れだったと言われています。いろんな文化財の防火や防犯のセンサ設置は、費用との兼ね合いもあってなかなか行き届かないと言われています。各家庭への火災警報器の設置が義務付けられていて、数多くの感熱や煙センサが作られているのですからセンサのコストは下がってると思うのですが。それとも、文化財などに設置されるものは、競争下で決まる価格ではなく不透明な価格設定がなされているのでしょうか。