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シンガポールは、マレー半島の突端に浮かぶ島で日本の淡路島より少し広いくらいの面積です。国の名前も首都の名前もシンガポールで、日本の総人口の40%程度の人間が住んでいて、人口密度ではマカオ、モナコについで世界第3位になります。マカオは特別行政区なので、実質は第2位ということですが、山のほとんど無い平らな島なので、人口密度が高くても緑が多い都市を作ることが可能なのでしょう。北緯1度17分とほぼ赤道直下で、少し高いところに上り南のほうを眺めると、海の上に赤い帯が見える!というのは冗談ですが、赤道まではおよそ140km程度の距離です。
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直近の訪問では、2つほど新しいものを見たり、乗ったりしてきました。一つは、ナイトサファリで、夜専用の動物園です。夜行性の動物を集めて、お客をトラムに乗せて一回りするものです。熱帯で昼間が暑いシンガポールでは、涼しくなる夜に観光スポットを作ったということは、いいアイデアかもしれません。ただ、動物を驚かせないようにするために、かなり暗くって、余り良くは見られませんでした。
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もう一つは、水陸両用の乗り物です。街中で乗って少し道路を走った後に、川からざんぶりと水の中に、そのまま海まで行ってマーライオンを海側から眺めて帰ってくるというものです。わが国でもいくつかの水陸両用の観光乗り物が走るようになりましたが、その走りだったようです。この乗り物には、モーターボートのような形のものと、バスのような形のものとがあるようで、シンガポールのものはボート状です。海に出た場合に抵抗が少なくって効率的なのでしょうが、陸に上がるとなんともグロテスクな感じがします。これが人目を引くので、インパクトがあり意外性を強調しているのかもしれません。
シンガポールというと、南国の花が咲き乱れる美しい都市というイメージですが、昔訪れた時には一歩裏道に入ると壊れかかった家並みが続いて、道路もがたがた、ゴミは散らかし放題という状況だったように思います。直近の旅行では裏道には入り込まなかったので分かりませんが、かつてもそうだったように、町全体が人工的で空々しい感じがしてなりません。街づくりだけではなく、すべてのことを法律で規制して、力ずくで一定の方向へ右へならえをさせているように感じます。IT分野をはじめとしてして、パイオニア企業への優遇税制や、公用語に英語も採用することから多国籍企業の誘致にも熱心です。一方で、報道規制や野党の活動の規制など、権力に不都合なものを押さえ込もうとする面があっり、空々しさの原因の一つになっているのかもしれません。この空々しさが影響しているのか、シンガポールが最終目的地ではなく、マレーシアやベトナムなどへの中継地点とする観光客が増えているようです。物流面でシンガポールは中継貿易港として発展してきましたが、人間についても中継港なのでしょうか。