世界遺産と日本/世界の町並み w/IT

世界遺産と日本/世界の個性的な町並みをITを交えた筆致で紹介します。

桜は見事ですが混雑をする桜の時期を外して訪れても価値がある吉野です

2024-08-11 08:00:00 | 日本の町並み
 小豆島は伝統的な製造方法で作られる醤油の醸造所の多い所でしたが、その製造の要になるのが杉桶でした。伝統製法が衰退して木桶の製造も耐えてしまう寸前の危機を回避させたのが小豆島の醤油醸造書の跡取りで、島に自前の木桶の製造拠点まで作ってしまったそうです。木桶に使われるのは、屋久島の縄文杉ではなく、奈良県産の吉野杉です。今回は、難聴の花が開き、春は千本単位で咲く吉の桜の郷である吉野を紹介します。

 吉野は大阪起点では意外と遠くて、まずは天王寺の南にある近鉄の阿部野橋から南大阪線の特急に乗って1時間20分ほど、特急料金の要らない急行では1時間半ほどの終点の吉野からロープウェイで3ふんで上ったところです。通常は、ロープウェイで上った金峰山寺屋千本櫻のあるあたりが観光客が行く吉野なのですが、広義の吉野は高地、盆地それに山岳地帯からなり神奈川県に匹敵する面積だそうです。今回紹介のエリアはさすがに、その広さは無理でロープウェイで上ったあたりになります。

 
 
 
 駅から少し行ったところにあるのが、蔵王権現堂で木造建築としては東大寺大仏殿に次ぐ巨大さで、街並みの上ににょっきりと現れます。道内には秘仏とされている蔵王権現増3体が安置さrていて、彩色も鮮やかに残り巨大さもあって存在感には圧倒されます。秘仏といっても、かなりの期間は開帳されているようで、大仏を拝観するよりも感動するかもしれません。

 
 
 
 
 金峰禅師から吉野神社にかけては古い町並みが残り、名物の吉野葛のお店も並んでいます。ただ、この吉野葛は地名は吉野とついていますが、産地は少し東の大宇陀なのだそうです。また、夏の暑いときには冷やしたくずもちと思いますが、お店屋さんの話では冷やしすぎると液体状態に戻ってしまうとのこと。また、民間療法の胃腸薬として有名な陀羅尼助の店もありました。

 
 吉野といえば、秀吉も花見に行ったという桜で下、中、上それに奥の千本と名称からは4千本の桜が麓から順に咲き、開花期が長い古都でも知られています。ただ、吉野は行き止まりの地形なので桜の頃は大渋滞を覚悟する必要がありそうです。

 
 また、吉野といえば南北朝時代に難聴が置かれた場所で、その御所として使われたのが、吉水神社で多くの遺構があります。書院には後醍醐天皇の玉座や、義経が潜伏したとされる部屋が残されています。

 
 
 
 山上には蔵王堂、吉野神社のほかに竹林院、桜本坊、吉野水分神社など数多くの寺社が立ち並び、寺社の隙間に民家が経っているという漢字もします。建物や庭園など、見ごたえのある場所も多く、桜の季節以外にも訪れたい場所の一つです。

 蔵王権現道の秘仏である蔵王像は比較的会長の機会が多いように思いますが、世の中には絶対秘仏という仏像があって、厨子が開かれたことがない仏像があります。こお仏像って、本当に存在するんだろうか??って疑いたくもなります。見せないことで権威付けをしているようで、好ましくありません。スキャナーで捜査して、内部を暴きたくなります。博物館には巨大なCTスキャンで、厨子の中ならずとも仏像の中身も見られる装置があって、内部構造や、像内納入品などがわかるそうです。罰が当たると言われるかもしれませんが、そもそも釈迦は偶像の存在は否定しているんです。


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