シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

ハッサク、イヨカン今昔

2013-02-24 | 四方山話…

〔「花と緑の振興センター」に置いてある実物“標本”〕

新潟産の私はミカンや柑橘類のことには詳しくない。
普通に「ミカン」と呼んでいたのが、実は「温州ミカン」ということを知ったのはそれほど前のことではないと思う。

ましてや温州ミカンよりも大きい「ナツミカン」や「ハッサク」「イヨカン」などは、目の前に置かれても区別がつかない。

先日家で食べたのを聞くと「イヨカン」だという。イヨカンも美味しいけど、昔はナツミカンやハッサクを食べた(という名前を聞いた)気がするので、それを聞いてみると「店にはイヨカンしか置いていない」というのだ。

へ~そうなんだ~と思ったものの、少し気になったのでカチャッてみた。そして、驚いた。
まず手軽なWikiによると、平成17年の収穫量はイヨカンが107,500トン。ハッサクが51,400トンでイヨカンの半分位しかない。アレそうなのと。

では、その前はどうなの?とさらにカチャッてみる。PDFだが「果実生産量の推移」というのがあった。昭和35年からの推移が載っていた。抜粋すると

(単位:トン) 昭和40年 昭和50年 昭和60年 平成4年 平成11年
・ナツミカン  228,900  371,900  268,700  157,200   90,300
・ハッサク    34,300  157,600  209,900  105,600   71,600
・イヨカン     9,380    45,200  170,100  230,400  186,000

私が子供の頃はナツミカンが多かった。それからハッサクも出回り始めたが、昭和から平成になると減少するナツミカンやハッサクをイヨカンの生産が上回り、ここ十数年逆転しているわけだ。

子供の頃はナツミカン、それからハッサクというのは間違いではないな。イヨカンはまだまだ少なかったわけだから。
それにしても、柑橘類の生産はかなり減少しているようだ。以前テレビの情報番組でも取り上げていたが、柑橘類だけでなく果物全般で消費が減っているという。我が家の子供達もあえて食べようとしないからな~(息子などあっても食べない)。

ちなみに、イヨカンは愛媛県が84%、ハッサクは和歌山県が60%の生産を占めるようだ。
あ~それと、ナツミカンの出回る旬は4月~5月なので、今は無くて当たり前だな。

 

コメント (6)
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