先日、通勤の行き帰りで、西村京太郎さんの『上野駅13番線ホーム』を読んだ。
物語は北海道から寝台電車で東京に働きにきた若者から始まる。亀さんも東北出身なので、随所に上野駅と故郷の想いがちばめられていた。
その昔は、東京の北の玄関口であり、東北・北海道や上信越からの長旅の終着駅だった「上野」。
「ふるさとの訛りなつかし 停車場の人込みの中に そを聞きに行く」上野。
終着駅として利用されているのが13番線以降のホームで、現在は「低いホーム」と呼ばれている(味気ない)。
私は新潟出身で、通勤で使う乗り換え駅は上野駅。
会社からの帰りは13番線ホームから発車する電車もある。
小説を読みながら感慨にひたるところがあった。
しかし、よくよく思い出してみると、帰省で上野駅を使ったのは10代の後半から20代の後半。
でも、新幹線を使うようになってからは、近代的だし早くなったし「あ~上野駅」という感慨は薄れたので、急行佐渡(特急ときは高いので)を使っていた頃とすると・・・数年しかないな。
上野駅はターミナル駅なのに高いホームでも階段は狭いし、通路も狭い、変な段差はあるし、地下鉄は遠いし・・・不便だといつも感じるが、駅舎自体が古いし、特に低いホームの方は昭和や国鉄を感じさせてくれる。出身地によっては郷愁も覚える。当面はこのままでもいいか。
それに、東北縦貫線が開通したら、乗り換えの人渋滞もかなり緩和されるだろうしね。
下手さ加減がよく分かりそう!?
アラカン、ガンバレ!ですね。
カラオケでも歌いたいです。
西村氏の場合は特に地方の駅や街が舞台になりますが、
自分の知っているところが出てきたら嬉しいだろうな~、
と思いながらも、田舎には電車(列車)は通ってないからな~残念!
レーモンド松屋さん、聴きました!
流石長年歌いこんでいる方ですね。
私も、そのうち紹介したいと思います。
当時、駅でうろうろしていたのを思いだしました。
田舎者を試す街=東京だったかもしれませんね。
田舎者が集まった街=東京と思えようになったのは、いつのころかな~。
ノスタルジーですな~。
小説も読みましたし、TVのサスペンスでも、よく見ています。
個人的には、30代前半で、北海道に求人に出かけたとき(3年で7回ほど)に、上野駅発の寝台特急をよく利用したので、懐かしく感じます。
お祭りでもないのに異常な人混み。物凄い人が口数少なく寡黙に早足で異動する様。田舎モノには絶対にわかり難い駅構内の造り。そして噂で聞いていたぐるぐる回る電車(山手線)から見えるビル群。その全てが恰も何か試されているように感じました。