通勤乗換駅のコンコースを見上げると、写真のような大きなポスターが下がっている。浅草「酉の市」のPRのようだ(以前のポスターは「みんなの力で国立西洋美術館を世界遺産に」だった)。それほど気にしていたわけではないが、先日、たまたま「アド街ック天国」を見ていたら「浅草・千束」のBest30をやっており、その中で「酉の市」にまつわる事物がけっこう紹介されていたので、今朝しばし眺めつつ撮ってみた。
ポスターにも写っているが、市での代表的な名物は、熊手。金銀財宝を詰め込んだ熊手で、運を「かっ込む」、福を「はき込む」といって開運招福・商売繁盛を願った、江戸っ子らしい洒落の利いた縁起物。そこで、毎年、たくさんの露天商や屋台が並び、夜遅くまで大にぎわい!
そんな「酉の市」だが・・・行ったことがない。どうも混雑は苦手、機会があればとも思うのだが…。
さて、番組でもとりあげていたが、酉の市は11月の酉の日に開かれるお祭りで(何故11月かはコチラを参照)、2回のときもあれば3回のときもある。今年は3回で順に「一の酉」「二の酉」「三の酉」と呼ぶ。
三の酉まである年は、「火事が多い」と今もいわれている。火事の用心もあるが、その昔、おとりさまに出かけ(を口実に)、隣の新吉原にも行ってしまう旦那たちへのけん制もあったという。吉原も祭り当日は門を開放していたようだ。おおらかだね、なんかね。
また、三の酉がある年のみ売られるお守りもある(例:火除けのお守り)そうなので、プレミア年かも。
Best30の1位は酉の市が開かれる『鷲神社(おとりさま)』だった。
ここでの「ゴルフ守(限定3000個)」はスゴイ人気らしい。昨年買った人の中で3人がホールインワンで御礼にきたようだが、実際には他にもいるのかも。エライ確率になる…ようだ(私はゴルフしないし)。
酉の市とは直接関係ないが、へぇ~ほぉ~と思ったこと。
千束には「五差路」が多く(六差路もある)、その一因は吉原遊郭にあるとのこと。客の北枕を避け、町全体を斜めに回転させた結果、千束の道が複雑になったようだ。
酉の市会場脇を南北にとおる「国際通り」。国際通りといえば、沖縄の繁華街を想像するのは私だけじゃないでしょう。なので、何で国際通りの名前が付いたのかと思ったら、昭和12年~57年まで通り沿いに国際劇場があり、そこから(浅草)国際通りと呼ばれるようになったという。(もう変えてもよいのでは?)
浅草・千束あたりはほとんど行ったことがないのだが、歴史があり、江戸を感じることのできる街なのだろう。自宅からだとそこそこ遠いのでなかなか行けないけど、いつかゆっくり歩きたいものだ。
(追記:当初「「浅草寺は15位、なんで?」と記載しましたが、15位は江戸文字の第一人者で、その方が手掛けた提灯があるお寺として浅草寺を紹介しただけで、あ~勘違いでした。ご指摘により分かり、削除しました。)
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まぁ、夜はもう関係ないですよ。日中、鷲神社や長国寺とかをね。ちなみに、両津勘吉は千束生まれですね。
浅草寺は出てなかったと思います。
(町も違うし)
お酉さまには何回か行った事があります。
普段の街は何ともうらぶれた感じですよ。
吉原っぽいお店もなんだか活気がない。
日本堤の「土手のいせや」の姉妹店がある
というので行きたいです。
「土手のいせや」はかなり美味しい天丼屋
さんなので期待できます。
千束から隅田川へのコースは
マニアックで面白いかも?
そうそう、国際劇場も懐かしいです。
国際通りにもイイお店があるのよねー。
とキリがない。
勘違いでした。15位は「江戸文字の第一人者」で、浅草寺は「その方が手掛けた提灯があるお寺」として紹介されていただけでした。ご指摘ありがとうございました。日記の方も修正しておきま~す。
それにしても、やっぱりダダさんお詳しい。