シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

丸山公園:カワセミがいた!/構造色のこと

2023-01-28 | 主に野鳥や昆虫

1月21日(土)、城山公園(桶川市)から丸山公園(上尾市)に移動し、丸山公園の北入口から左回りにグルっと散歩した。
南北に長い公園の西側沿いには、小川というか水路がある。↓中間辺りから北方向をみた様子。


この水路では、過去に何度かカワセミを見たことがある。(*2021年の日記)。
今日はどうだろう?と思いつつ南向きに歩いていると、前方に鳥見屋さんらしき2人がおり、水路一帯立入禁止を示す支持杭&鉄線越しにレンズを向けていた。ンっ何かいるのか?私もその方向にコンデジの倍率を上げて探してみると、朽ちかけた杭の上にカワセミがとまっていた!


やったー!・・・だけど、私の位置からは遠い。近くまで行きたいが、そのせいでカワセミが飛んで行ったら、鳥見屋さんも私も気分が良くない。さて、どうしたものか。しばし逡巡していたところ、カワセミが水路をこちら側に飛んできた。ラッキー!近づいてくれた。これ幸いとカシャ。↓身体は背中向きで、横を向いたところ。


横からの姿も見せてやろうか~とでもいうように、ゆっくり向きを変える。背中からの風強し。下くちばしは黒いのでオス。


せっかくなので、目いっぱい光学ズーム+デジタルズームで撮ってみた(35mm換算で2340mm)。キレイな羽に、長いくちばし、黒い瞳。思いのほかクッキリ撮れている。明るい晴天の下で、支持杭にカメラを載せて撮ったのが良かったのだろう。




しばらくすると、さらに北方向に飛んで行った。名残惜しいので、背中をズームで。青緑色の輝きにサンキューと。


ひょっとしたら出会えるかも、と淡い期待をしていたが、実際に近いところで見ることができた。行ってみるものだと思いますな。


〈日本野鳥の会「BIRD FAN」やWikipediaなどからのカワセミ情報のまとめ〉
カワセミ翡翠、魚狗、川蟬)は、ブッポウソウ目カワセミ科カワセミ属の留鳥。
北日本では秋冬に暖地に移動。河川や湖沼の枝や岩などに止まっていて、水面に飛び込んで、魚をとったり水浴びもする。土の崖の斜面に穴を掘って繁殖する。チイーッと細く鋭く鳴く。
全長17センチ(スズメ大)、鮮やかな青い背にオレンジ色の腹。長いくちばしが特徴。オスのくちばしは黒いが、メスは下のくちばしが赤い。

カワセミの青色は色素によるものではなく、羽毛にある微細構造により光の加減で青く見える。これを構造色という。この美しい外見から「渓流の宝石」などと呼ばれる。特に両翼の間からのぞく背中の水色は鮮やかで、光の当たり方によっては緑色にも見える。宝石のヒスイの漢字が「翡翠」なのは、カワセミの和名(漢字表記)の一つ「翡翠」に由来する。(カワセミの美しさにちなんで名付けられたと云われている)


「構造色」ついて掘り下げてみた。
構造色研究会のWebサイトより ~自然はいろいろな色で満ち溢れています。私たちは色の組合せよりも、なぜ宝石のような輝きに興味を引かれるのでしょう。実はこの輝きこそが構造色の特色なのです。構造色はそれ自体は色のないものですが、光の波長あるいはそれ以下の細かな構造をもつことで色を持つ現象で、光の干渉や回折、散乱が関係した現象です。~

身近な構造色にはコンパクトディスクやシャボン玉などが挙げられる。
自然界には、輝くような色の生物が沢山いる。構造色により発色している一例。
 鳥:カワセミ、ルリビタキ、オオルリ、ブッポウソウ、ハチドリ、クジャク、マガモ、ドバト
 蝶:モルフォチョウ、コムラサキ
 甲虫:タマムシ、コガネムシ
 魚:ネオンテトラ
 他に:タコ、イカ、アワビの貝殻、植物の種子や花びら・・・・

鳥類は、人間以上に敏感な色覚を有しており、視覚に強く依存している。鳥の分類群・種による違いはあるものの、多くの鳥種が人間には見ることが出来ない近紫外線を知覚し、利用している。また、人間が3原色に基づいて色を認識するのに対し、鳥は4原色に基づく色空間をもつ。このため、鳥が見ている色情報は我々が見ているものよりもはるかに多い。

鳥類に構造色が多いのは、人間には分からない多様な色情報をコミュニケーションなどの目的に利用しているせいかもしれない・・・と独りごつ。

 

コメント (6)
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