『冬虫夏草』は、蛾の仲間の幼虫に寄生するキノコの一種で、中国では生薬や料理に使われる、というようなことは知っていたけど・・・。
10月10日(月)、北本自然観察公園を散歩していると、「こんな所に何かあったかな!?」という場所に説明板が立ててあった。見ると『セミノハリセンボン』と題し「キノコの仲間である冬虫夏草の一種。生きたセミの体に寄生する」と記されている。
何だろう?地面を見まわし、すぐには見つからなかったけど、モノを見て驚いた。
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白い!それにトゲトゲだ。なかなか強烈な趣き。これも冬虫夏草というようだ。
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カチャッてみると、冬虫夏草は、完全型(有性生殖)と不完全型(無性生殖)の2タイプがあるという。また、胞子を出すいわゆるキノコの部分の名称が異なり、完全型のキノコはストローマと言い、不完全型のキノコはシンネマと呼ぶようだ。
なので、今回見たセミノハルセンボンは、不完全型の冬虫夏草でシンネマが全体に生えている状態といえる。ここまでになると、セミの内部には菌糸がぎっしりと詰まっているらしい。
また、トゲトゲと書いたが、シンネマは「虫ピン状」だという。拡大してみたら、なるほど~の形状だ。(↓トリミング)
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湿地では、スズメバチの仲間が水飲みにきていた。いつもの鉄面皮だが、動きは穏やかだった。
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