シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

南魚沼市『牧之(ぼくし)通り』

2013-08-17 | お出かけ

15日~17日、2泊3日で新潟の実家に帰省してきた。娘は仕事、息子はバイトがあるので、私と妻の2人だけ。
日中は暑いけど(埼玉ほどではないけど)、夜から朝にかけては過ごしやすい。窓を開けて寝ていたら寒かった。周囲が山・川・田んぼという環境のおかげか。


さて、15日の「行き」のこと、実家に行く前に旧塩沢町の『牧之通り』という所に寄った。
塩沢町は、かつて江戸と越後を結ぶ三国街道沿いの宿場町として栄えた所。その中心の通りで江戸時代の宿場町の風景を再現した。
「牧之通り」の名称は、塩沢生まれで、名著「北越雪譜(ほくえつせっぷ)」で知られる江戸時代の文人『鈴木牧之(すずき ぼくし)』の名前にちなんでつけられたもの。


江戸時代といっても江戸の後期の雰囲気なのかな。雪国ならでは雁木(がんぎ)も整備されている。電線は埋設されているようでキレイな街並みだ。街路樹があればもっと・・・と思う方もいるかもしれないが、雪国だからね~。


「両替商」の布看板、蔵のような入口。中に入るとお休み処みたいな・・・。

 

ここは地元の信用組合だった。


赤いポストは現役。郵便局。



「朝陽堂」。趣味のお店?様々な線香やローソクも売られていた。土産に買った。

 

酒蔵さん。店内にあるショーケースも当時風。人形は別のお店でもあった。

  


雁木(がんぎ)は、雪国の商店街等で見られる雪よけの屋根で、昔は屋根の雪下ろしなどで道路は高く雪で積まれる。雁木の下が真冬の唯一の通路となる。

 

「牧之通り」は、道路改良事業を機に、「塩沢らしい街づくり」「孫子の時代にも誇れる街づくり」を目指し、地域住民が一体となって取り組んだ。
沿道の建替え家屋に対し建築協定を締結するとともにデザインルールを定め、積極的に街づくりに参加し、平成22年に完成した。

牧之通りは平成23年度に「都市景観大賞(都市景観部門)」、「手づくり郷土賞(一般部門)」を受賞したという。

このような街並みは観光客誘致にもつながるだろうけど、元々地元の方のための商店街。旧塩沢町は決して観光地ではないし、地方の普通の店が並ぶ(個人宅もある)。暑さのせいもあるだろうが、人通りはまばらだった。
ただ、出来てから間もないので、今後どうなるのか楽しみではある。

それに、地域住民でこのような街並みを創ったことに、羨ましく感じる他の自治体(商店街)の方は多いでしょうな~。


この後、「朝陽堂」のオバちゃんお薦めの『野の花館』に向かった。

 

コメント (2)
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