シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

特番2.ハチドリの一滴

2009-02-13 | 自然・環境とか

「感動!北の大自然スペシャル 森のラブレター」も感動いっぱいだった。
「富良野自然塾」で自然の仕組みや人と自然の関わりを学び、実感する。閉鎖されたゴルフ場に、50年間で15万本の木を植え森に戻す計画だという。

地球は奇跡の惑星ということ。460mの「地球の道」のこと。「感動を共有する」ということ。葉が森を作るということ。便利さと引き換えに忘れ去られていること。エネルギーを使い過ぎる人種のこと。ダムのこと。生活に必要なもの(水、火、ナイフ)・・・等など、興味深い話だった。

また、川を溯上する、キュウリウオや一匹しか確認できなかったシシャモ。産卵し、死骸がエサとなるサケ。毎年決まった木で子育てするエゾフクロウ。ニホンザリガニ。ブナやサルナシといった動植物は見るだけでもスゴイと感じる。それに、森の中で、裸足で遊びまくる幼い子供たちもイイ。

もう1か所、茨木の里山。小室さん老夫婦の自然と共に生きる、慎ましくも豊かな暮らしぶりは、郷愁にかられた。自分が幼いときの実家の周囲の環境や生活ぶり。少し歩いた小川では、当たり前のように沢山飛び回っていたホタル。家々には池もあった。そこで、農具や野菜を洗っていた。そんなことを思いだしながら見ていた。

倉本聰さんが話していた「ハチドリの一滴(ひとしずく)」のお話。アンデス地方に昔から伝えられてきた話で、短文をさらに要約すると…、
 燃える森、生き物たちはわれ先にと逃げ出す。
 でも一匹のハチドリだけは、口ばしで水を一滴ずつ
 運んでは、火の上に落とし、行ったり来たり。
 他の動物はそれを見て「何になるんだ?」
 とあざ笑う。ハチドリはこう答えた
 「私は、私にできることをしているだけ」と。

番組の最後でも、倉本さんが国分くんに「ハチドリの一滴の気持だよ」と言っていた。森からのラブレターに応えるには、一人ひとりがハチドリになることなのだろう。

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特番1.地球兄弟を合唱

2009-02-13 | 映画・TV・ヒーロー

今週はTVの特番に感動したな~。録画し、じっくり見た。
まずは「熱血!地球教室2009」カンボジアで夢と希望の特別教室…地雷に負けるな子供たち。

ポル・ポト政権時、大量の虐殺が行われたことは知っていたが、教師や文化人・知識人が多かったという。学校教育の遅れは、単に貧困や学校が無いということだけではなく、教える人の環境も不足していたようだ。地雷の危険標識があっても母国語さえ読めない子供達は…。

田舎の学校は、地雷の標識に囲まれていた。そこでは、国語と算数、読み書きだけという学校もある。
理科、音楽、マラソン…初めて学ぶことばかり、驚きと楽しさと感動があった。

でんじろう先生の実験は、日本の子供でも喜ぶ内容。地元でも採れるトウモロコシにちなんだ実験もあった。家に帰って両親に話す子供の顔はイキイキしていた。
義足でマラソンに挑む少年。谷川真理が手助け。15歳の子は、内にこもり、イジメ~転校。自信をつけたい!と。13歳の子は、同じ施設にいる走れない子供達のためにも!と。そして…完走した!

音楽の授業では・・・子供たちに代表的な民謡を歌ってもらうのだが、バラバラ。手を打ちながらリズムをとって…とれない。手をたたく、足踏みをする、それさえも揃わないのだ。音楽の授業が無いとこうなるんだな~と初めて知った。これには驚いた。

学校の無い土地に引越していく同級生のためにも、河口恭吾の「地球兄弟」カンボジアバージョンを一生懸命練習し、地域の方を招き発表会を行った。リズム感も音程もバラバラだった子供達の歌が…揃った。音楽の楽しさも知ることができただろう。

河口が学校を去る時、校庭を歩いている時に、子供達の合唱が聞こえて、見つめ佇む。子供も河口も皆、涙していた。
引越した同級生(もちろん電話もメールもない)、「会ったり話したりはできないけど、覚えた歌でつながっているから…」と話す笑顔。…とても印象に残っている。

コメント (2)
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