シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

大絶滅の周知

2007-04-25 | 自然・環境とか

昨日、カワウのことで絶滅について調べていたら・・・

今は6回目の『大絶滅』といわれているようだ(私は知らなかった)。
直前の5回目は恐竜が絶滅した時期。この時は地球上の全生物の約75%が絶滅した。2億4500万年前の3回目の時は95%以上の種が絶滅したという。

それに比べて、現在進行中の6回目がどの程度かというと、過去の例をはるかに凌ぐ「超超大絶滅」といわれるらしい。何故か?それは、スピードの違い
過去の大絶滅は10万年単位でゆっくり進行していた。恐竜の絶滅にしても、最後のトドメが惑星の衝突であって、その数百万年も前から絶滅は進行していたという。

1年間に絶滅した種の数は、恐竜時代が0.001種、100年前からは1年間に1種の割合。そして現在では1年間になんと約4万種が地球上から姿を消しているという報告さえある。
1日に約100種だ。そっそんなに、えらいことです!
100年前の約4万倍のスピードで絶滅が進行し、さらに、このスピードは加速を続けている。30年後には地球上の全生物の4分の1が失われる計算。

このスピードの原因は言うまでも無く「人様」による。
100年前までの主な理由は「乱獲」だった。それから一気に「大規模な地球環境の破壊」がなされている。
温暖化にもつながる「森林の破壊」は最悪だ。熱帯地方には全生物種の約80%がいるといわれる。熱帯雨林を切り開くことによって、かなりの数の種が絶滅することになる。人間の手でそこに放された「移入生物」も大きな要因。ブラックバスの例は過去にいくらでもある。

絶滅の進行を遅くするため、ひとり一人ができることは?…ある。
乱獲を招く毛皮、皮革、べっこう、さんご製品などを買わない。
合成洗剤、殺虫剤などの化学汚染物質の利用を減らす。
無農薬野菜を利用する。省エネ。ハイブリッドカーに乗る…等々。

できる事はけっこうある。でも、あまり実践されない。
それは「大絶滅を身近に感じることが無い」ことも原因の一つではないかと思うわけです。毎日毎日沢山の種が絶滅しているのに。
なので、ニュースでの配信など、大絶滅の周知にもっと力をいれてほしい。それと、子供の環境教育にも・・・調べながらそう思った。

コメント (4)
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