シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

中越地震から2年が経った(3)~心のケア~

2006-10-25 | 自然・環境とか

(写真は2年前の近くの国道)

小学4年生になった頃、道路脇の崖下7m位にある、雪解け水で濁流のようになっている川に誤って落ちたことがある。
岸が窪んでいて何とか摑まることができたが、それができなければ私は居なかった。

田舎の夜は音が少ない。川の近くに建つ当時の実家では川音が聞こえる。その音を聞くと落ちた時の事を思いだし、もし流されていたら…と考え、怖かった。眠れなかった。
それが数ヶ月は続いた。

10/20毎日新聞 : 地震の発生から2年を迎える現在もなお、被災地では多くの子供たちが不眠などを訴え、専門家によるカウンセリングを受けている。今年7月には198人が受診した。
県教委は「今年小学校に進学して、初めてカウンセリングの対象になった児童が半数程度。これまでは(幼くて)自分の気持ちを表現できなかった子供」と分析。
兵庫県こころのケアセンターの加藤寛研究部長は「震災による家庭への経済的な影響や住環境の変化など、歳月がたつほど子供たちに影響がでることも考えられる…。」 

10/24毎日新聞 : 被災者が生活環境の激変によるストレスでうつ病などを発症する2次的な精神的疾患の症例が増えている。
専門家は「2次的な精神疾患は治療に時間がかかる。早期発見・早期受診が必要」と注意。
「中山間地の災害の場合、山村の生活に慣れた高齢者の被災者が多く、仮設住宅への入出や仮設住宅に残された人も環境の変化によるストレスで精神のバランスを崩す恐れがあり、長期的なケアが必要…。」
  

震災は終わっていない。

(この記事から同タイトルのカテゴリーを「我が家では」から変更)

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