草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

今の共産主義国家は平和勢力ではなく軍国主義だ!

2017年10月25日 | 思想家

朝鮮半島情勢が風雲急を告げている。それは1950年に朝鮮戦争が勃発したときと似ている。日本のオールドリベラリストであった和辻哲郎は、歴史的な実験であったソ連や中共の動きに一縷の望みを託そうとした。共産主義の理想を追い求める者たちに期待したのである。和辻は「膨大な軍備を差し控え、その資力を建設の方へ集注しさえすればよいのである。そうして、その標榜する通りに、資本主義国家の達成し得ない社会的進歩を実現し、それを世界に公開して示すべきである」(『埋もれた日本』)と書いたのだった▼和辻は願望でしかないことを知っていた。共産主義国家が「武力による威嚇」が「武力の行使」に発展することを予想していた。それでも武力に頼らない立場を主張した。アメリカの軍事力は圧倒的であり、朝鮮半島の南を守り抜いたのである。しかし、もはや状況は変わった。中共ばかりでなく、北朝鮮も核を保有し、日本を恫喝するようになった。和辻は意志や気魄でもって平和を維持しようとしたが、その夢は潰えてしまったのである▼共産主義国家が平和勢力だと思っている日本人は、もはやいないはずだ。いくら道理を説いても通用する相手ではない。「心」グループに属した和辻は、共産主義国家に対抗するために、国民的統一の重要性を訴えた。国を守り抜くのは政治の使命である。それに協力するのは、国民として当然の義務だ。平和を維持するためにも、国家として日本は身構えるべきなのである。


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マスコミに踊らされず賢明な判断をした日本国民!

2017年10月25日 | マスコミ評

目に余るマスコミの横暴に対して、良識ある常識人が決起した。今回の総選挙の結果は予想以上の自民党の大勝であった。マスコミがあれだけ安倍内閣をこきおろしたにもかかわらず、日本国民は賢明な判断をしたのである▼そもそも民主主義というのは、多数派である民衆の支配ということである。吉と出るか凶と出るかは、民衆が賢明であるかどうかにかかっている。ナチスや共産党の一党独裁にしても、それを歓呼して迎えた者たちがいたことを忘れてはならない。西部邁が『マスコミ亡国論』で書いていたように、フェイク報道に明け暮れるマスコミは、民主主義の原則である自由な討論を否定し、「討論の絶滅」という方向に進んでいる。衆愚に支配された「多数者の専制」ほど危険なものはないのである。とくに朝日新聞やテレビなどは、人間としての誠実さが一欠けらもない▼まともな人間であれば、いかなる主張の持ち主であろうとも、自分の意見が絶対であるとは思わないはずだ。しかし、今のマスコミは違うのである。自分たちが絶対だと過信している。ネットがそれに水を差すことで、ようやくバランスが維持されているのである。常識人というのは空理空論を口にしない。日本の伝統に立脚する立場である。マスコミの暴走にストップをかけた意義は大きい。マスコミよ日本国民を侮るなかれなのである。


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