草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

革マルとの関係を枝野幸男は説明すべきだ!

2017年10月27日 | 思想家

枝野幸男が革マルと近いと言われるのは、JR東労組から政治献金を受けたからだろう。東北大学で枝野が活動家であったかどうかはわからないが、顔を見ていると、教祖である黒田寛一の本を読んだような感じではない▼黒田の反帝反スタの思想というのは、一切の妥協を排する精神から成り立っており、各党派との共同歩調を重視した中核とは異なる。75年に中核の最高幹部であった本多延嘉を虐殺したのは革マルである。革マルと中核との内ゲバの死傷者数は1000人以上にのぼるといわれる▼黒田は西田哲学に学んだ教条的観念論者である。疎外革命論の根本にあるのは、目が不自由で薄明の世界に生きる自分自身の体験に根差している。「疎外された私のこの実存の証を革命として実現しようと決意してきた以上、『疎外』は私の外にある単なる概念であることはできない。『疎外』とは私であり、私とは『疎外』なのである」(『読書のしかた』)。まさしくそれは宗教家の弁ではないだろうか▼黒田がこの世を去ってから11年が経過した。枝野が信者であるわけがない。組織としての革マルを利用しようとしただけなのだろう。それにしても枝野は愚かである。政治献金をもらった段階で革マルに身売りをしたのではないか。それが野党第一党の代表なのである。枝野は革マルとの関係を説明すべきである。


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3%の賃上げを要請した安倍総理は労働者の味方だ!

2017年10月27日 | 経済

日本最大のナショナルセンターとしての連合は、一体何をしているのか。アベノミクスによって大手を中心に企業は儲かっており、それを追い風にして賃上げを勝ち取るのが本来の使命だろう。野党のゴタゴタに巻き込まれて、やるべきことをなおざりにしてはいないか▼リベラル経済学に立脚する安倍総理は、一昨日開かれた経済財政諮問会議で、産業界に対して3%という数字を挙げて、来年の春闘で賃上げが実現するよう要請した。賃上げに積極的な企業には国が税制面で優遇するのだという。希望の党が今回の総選挙の公約にした、内部留保に課税するというのよりも、はるかに建設的な提言である。景気が給料の面にも反映されれば、可処分所得が増加して消費が増え、経済の好循環が生まれる。異次元の金融緩和の成果を、つまりアベノミクスの果実をどこに使うかで、安倍総理は一定の方向性を示したのだ▼連合は3年連続で「2%程度のベア」にとどめており、安倍総理の方が労働者の味方ではないだろうか。雇用の面では大幅に改善されたとはいえ、アベノミクスは道半ばである。ここで安倍総理が喇叭を吹く意義は大きい。春闘を定着させたのは総評の議長であった太田薫であった。威勢のよい太田喇叭を吹いて労働者の先頭に立ったのである。連合は反安倍を旗印にした野党に加勢するよりも、リベラルな安倍さんと手を組んで経団連などと強気で交渉すべきだろう。政治にうつつを抜かしているときではないのである。


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