草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

公平さより偏見を偏見として打ち出すのが新聞の使命だ!

2011年02月26日 | マスコミ評

 政権担当能力がないと、そこまでやってしまうのだろう。嗤うに嗤えない事態である。政府の社会保障に関する集中検討会議は、毎日、読売、日本経済、産経のからヒアリングを行ったのだそうだ。菅直人首相は、一体何を考えているのだろう。大新聞社を味方につければ、千人力と思っているのだろうが、あまりにも安易だ。さらに、そこでのマスコミの発言も、腹ただしいい限りだ。消費税を上げろとか、年金の支給年齢を上げろとか、言いたい放題である。まずは国民の声を聞くのが先だろうに、どうして大新聞なのだろうか。官房機密費でも使って、世論をリードしたいのだろう。民主党はマニフェストの財源は出てくると大見得を切っていたのであり、嘘をついたのだから、正直に謝るしかない。大新聞に助けてもらおうとする政府というのは、国民から見ては、おぼつかないことこの上ない。福田恆存は「偏見を偏見として多様性のままに打ち出せる方法は小新聞の発行です」(『言論の自由といふ事』)と書いている。物の見方が一つだけでないということを、国民もそろそろ気づくべきだろう。消費税アップで大新聞社が一致するというのは、大増税に踏み切りたい、民主党政権の意向に沿うだけではなかろうか。今でもまた大新聞社の論調というのは、偏見というよりも、財務省に押し付けられた常識の範囲なのである。

 人気ブログランキングへ←会津っぽに応援のクリックをお願いします

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボロクソに言われても居座り続けるサヨク民主党政権

2011年02月26日 | 思想家

 国民から爪弾きになっている民主党は、統一地方選挙どころではないようだ。マイクを持って街頭に立てば、すぐに取り囲まれて、詐欺師と詰め寄られる。しかも、それが野党支持者ばかりではないというのだから、かなり深刻な事態である。読売新聞によると、岡田克也幹事長は、昨夜の民主党神奈川県連のパーティーの会場で「マニフェストをしっかりやれ」といった激しい野次を浴びせられたという。党内対立が激化しており、もはや収拾がつかないようだ。江藤淳が生前、「鳩山兄弟の新党は、民主党とは名ばかりで実態は社さ鳩新党という方向で進んでいます。世才のないソフトクリームが溶けて、鳩山家の名望と石橋家の富を食い荒らされ、結局は菅カイワレ大臣に名を成さしめることになるのではないでしょうか」(『国家とはなにか』・「鳩山家四代の禍根」)と予測していた。そして、その通りに現実は推移している。鳩山由紀夫、邦夫の兄弟は、菅を始めとするサヨクや、ダーティな小沢一郎の勢力に、庇を貸して母屋を取られてしまったのである。とくにサヨクの菅は、予期もしていなかった総理の座を射止めたのだから、四面楚歌であっても、一日でも長く、その座にとどまれれば、それでよいのだろう。とんでもない食わせ者である。  

人気ブログランキングへ←会津っぽに応援のクリックをお願いします

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする