草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

極左過激派を生んだ引き金は日教組教育

2011年02月06日 | 思想家

 連合赤軍の永田洋子死刑囚が去る2月5日に病死したが、彼女をあそこまでさせたのは、日教組の偏向教育があったからであり、それを問題にすべきである。昭和57年6月18日、東京地裁の判決で死刑になってから今まで、永田は死刑囚の身であった。連合赤軍派というのは、共産主義者同盟赤軍派と京浜安保共闘が一緒になって生まれた。凄惨な粛清によって同志12人を殺害しており、昭和47年2月19日から10日間にわたる銃撃戦が繰り広げられたあさま山荘事件は、連合赤軍のメンバー5人が引き起こしたものであった。それに先立つ2月17日、山岳アジトの一つであった妙義山で永田は、最高指導者の森恒夫とともに逮捕されている。永田は獄中で自己批判を行っているが、それまで彼女が受けてきた偏向教育については、まったく触れられずじまいであった。私は同年代の者として、真面目過ぎた若者が、誤った思想を注入されたことで、暴走してしまったのだと思う。彼女の個人的資質の欠陥をあげつらうことは、すり替えでしかない。永田は教えられたことを鵜呑みにし、毛沢東が主張した「銃口から政権が生まれる」というのを信じていたのである。その末路はあまりにも哀れであったが、何事もなかったかのように、扇動した教師たちが口を拭っているのは、あまりに無責任だ。

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リーダーとしての資質に欠ける不甲斐なき菅首相

2011年02月06日 | 思想家

 小沢一郎の国会招致を始めとして、何一つ解決できない菅政権に、もう国民は期待していない。いくらマスコミが弁護しても、支持率は一向に回復しないし、目前に迫っている統一地方選挙では、民主党の敗北はほぼ確実である。政策的にも、マニフェストをかなぐり捨てて、以前の自公路線に近くなっており、政権交代をした意味がまったくない。普通の感覚であれば、それ以前に国民に信を問うべきだろうが、なし崩し的に方針の転換を行っている。マスコミもそのことには触れず、菅政権が続くことばかりを願っているから、わけがわからなくなっているのだ。京極純一は『日本の政治』において、リーダーの条件として、実情を正確に知り、目標に向かって適切に指導する「智」、組織体の活動において部下を統率する「仁」、決定に当たっては、予測不可能なリスクとともに、選択して行動に移す「勇」の三つを挙げている。菅首相は「智」「仁」「勇」のいずれにおいても、落第点であるわけだから、悪あがきは止めた方がいい。経済には疎く、党内や役人をまとめられず、あげくの果てに、逃げ回ってばかりいる。これでは国民が支持するはずがない。  

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