ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

社の忠魂碑

2006年06月24日 07時17分10秒 | Weblog
社の忠魂碑
社市街地の南端にある「明治館」の敷地に忠魂碑があります。周囲を石の玉垣で囲み、その中に、大きな自然石で組んだ約2・5メートルの台の上にさらに高さ約2メートルの3本の石碑が聳えています。
水平に伸びた松の枝のために正面から見ると、碑が隠れてしまっていますが、中央の忠魂碑は大正15年3月、両側の碑は昭和28年建立と刻まれています。
中央の「忠魂碑」の揮毫は陸軍大将、川村景明とあります。川村大将は薩摩出身の陸軍軍人で、日露戦争では鴨緑江軍司令官として奉天会戦などで活躍した人物です。日露戦争後は子爵となり、大正4年には元帥、その後在郷軍人会会長をつとめています。大正時代のはじめには、全国的に忠魂碑建設ブームが起こりましたが、川村大将は多くの忠魂碑の揮毫をしています。
 両側の碑には英霊のご尊名が刻まれています。明治10年の西南戦争から大東亜戦争まで、祖国のために戦って戦陣に散った英霊の数は、240柱余りにのぼっています。ちなみに、各戦役の数は以下の通りです。西南戦役(4)、日清戦争(5)、日露戦争(7)、日独戦役(第一次大戦・2)、満支事変(31)、大東亜戦争(195)。
 
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