ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

吉井の住吉神社

2011年02月05日 05時00分02秒 | Weblog
 先日、加東市吉井の住吉神社の石鳥居の前に置かれている不思議な力をもつ竜神岩を紹介しましたが、今日は住吉神社を紹介します。
 きれいに整備された参道を行くと、深閑とした境内に入ります。石垣の上に拝殿、社殿、小宮があります。
 拝殿に掲げられている額に記された神社由緒によれば、「口碑によれば往古、久米谷の住人がこの地に吉き井(清水)と耕地を求めて移り住み、多くの困難とたたかいながら原野を切り開き水田を作った当時はまだ久米谷住吉神社の氏子であったが年とともに暮らしも安定し一族を呼び寄せるとともに久米谷住吉神社の分霊をこの宮山の南麓にお迎えし祠を建ててお祀りしたのが当社のはじまりといわれている」とあります。加東市下久米の住吉神社にも同様の伝説があるそうです。
 竜神岩の伝説といい、村の成り立ちと神社の由来を村の共通の過去の記憶として残そうという意思がはっきり感じられました。
 
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