ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

南北朝時代の五輪塔-中国道沿いの山中に

2011年02月04日 05時53分56秒 | Weblog
 加東市木梨から中国自動車道をくぐり、北へ向かって上る坂道の右手山中にコンクリートの階段があるのに気がつきました。通り過ぎて坂道の途中まで来て気になって方向転換し、坂を下って階段の下、すなわち中国道の側道まで戻りました。
 車を降りて階段を上がると、大きな五輪塔のような石塔と直方体のような石塔が目の前に現れました。刻まれている字ははっきり読めません。しかし、どっしりとした石塔は存在感があります。隣の石塔は何かよくわかりませんが、神聖な感じを受けました。
 夜、『新修加東郡誌』で調べてみると、永和4年(1378)年の銘が刻まれているということが分かりました。南北朝時代、3代将軍足利義満の頃のものです。驚きました。今は、南面の中国自動車道とほぼ同じ高さの所にあり、すぐ目の前を右に左に車が疾走していきます。
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