ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

御大神宮さんの玉垣寄附人名簿ー明治37年

2020年01月21日 05時46分46秒 | Weblog
  

 加東市社の佐保神社境内の西側に小祠が並んでいます。その真ん中辺りに玉垣に囲まれているのが御大神宮さんです。この祠は、元は社市街の田町筋にあったものですが、昭和の初期に佐保神社境内に遷されました。その関係で、今も田町筋の中田町(なかたまち)の町内会が毎年7月25日に御大神宮さんのお祭りを行っています。
 御大神宮さんの玉垣には、寄付者の加東米穀取引所をはじめ、米取引の仲買店の名前が刻まれており、米取引所があり、仲買人が米相場を張っていた往時の田町の繁栄振りがうかがえます。この玉垣は、まだ田町筋にあった頃、造られたもので、その寄附者名簿が町内会に保存されています。(写真)
 表紙には、「明治三拾七年第十月」「大神宮 石瑞垣新築 屋根替 其他修繕 寄附人名簿」「社 田町」と書かれています。明治37年と言えば、西暦1904年。今から116年前にあたり、日露戦争が起きた年です。
 写真は御大神宮さんと文書の表紙です。
 
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