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昭和57年(1982)、兵庫教育大学附属中学校の生徒らと東条(鴨川)ダムの見学・調査に訪れた時、湖畔の食堂を経営し、ダム建設と湖底に沈んだ土井の立ち退きの由来を語る藤原栄さんとお出会いしました。
藤原さんとは、その前年にお出会いし、いろいろ教えていただいていましたが、甲高いよく通る声で、湖底に沈まんとする住み慣れたふるさと土井への思いをかみしめながら話しておられる姿が心に強く残っていました。附属小から附属中に異動し、社会科の授業、郷土史研究クラブの活動でもお世話になりました。
写真は、当時の店、壁に貼ってある由来の話、そして、藤原さんの姿です。40年近い年月を経て、今、東条川疏水ネットワーク博物館の取組が行われていますが、藤原さんの思いはその中に受け継がれています。
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