ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

大正14年-社町で北但震災義捐金

2016年11月18日 05時01分36秒 | Weblog
 大正14年(1925)5月23日、但馬地方北部でM.6.8の強い地震が起き、城崎などで大きな被害が出ました。
 この北但震災に対して、義捐金の募集が社町(旧社町、現加東市社地域)で行われました。その文書が当時の社町社区長の「雑書綴」に綴じられています。
 筆で書かれた文書には、5月28日の日付があり、地震が起きてから5日後の早さであったことがわかります。各町内で義捐金が集まり、総額2百2円80銭になっています。
 文書は次の通りです。


大正拾四年五月弐拾参日午前十一時二十分ノ(強地震)北但地方ノ震災義捐金募集

  大正十四年五月二十八日

一、本町     弐拾六円也
一、上中町    弐拾六円五拾銭
一、下中町    弐拾六円八十銭
一、下町一、二部 弐拾五円三十銭
一、宮前     四円拾銭
一、西田町    拾壱円五十銭
一、中田町    九円二十銭
一、東田町    拾参円五十銭
一、西浦     拾円七十銭
一、上町南部   拾円七十銭
一、上町北部   弐拾五円三十銭
一、東条町    拾参円五十銭

     合計  弐百弐円八十銭

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