ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

昭和13年-社町社の三階前で応召兵歓送

2012年11月03日 05時54分40秒 | Weblog
 昭和13年(1938)の夏、支那事変勃発から1年余りが経ち、郷土からも多くの応召兵が町民に見送られて出発していきました。社区事務所の「軍事関係往復文書綴」には応召兵の奉告祭、歓送に関する通知が綴じられています。その一つを紹介します。社町三階前というのは、現在の加東市社の商店街の南、佐保神社参道から少し東の交差点の辺りです。


 昭和十三年八月十五日
至急
           社 町 長
区長殿
町会議員殿
学校・団体長殿
官衙・会社御中

  応召兵出発ニツキ歓送方ノ件

明十六午前八時社町三階前播丹乗合自動車ニテ左記応召兵出発セラルルニ付御部内一般ヘ御伝言ノ上多数御見送リ被下度及通牒候也

    記

 藤原行雄(社)




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