村上茉愛選手(日体ク)は長年女子体操界を引っ張ってきた様で、最近では東京個人種目五輪での床体操「銅」は日本女子では日本初の快挙だそうですから立派なものです。
加えて24日北九州市で行われた種目別決勝の床体操で、金メダルを取った上「私は今日で引退します」と語ったそうです。
この試合は既に演技の終わったロシアの選手メルニコワが暫定1位でしたが、村上側からの「インクワイアリ―(問い合わせ)」により1ポイント追加され逆転の金になりました。ロシア陣営はいろいろ言っていますが「勝負事は下駄を履くまで判らない」との金言がズバリ的中する様な勝負でした。
話は跳んでこの日種目別鉄棒で6位とメダルを逃した内村航平選手は今後について聞かれると「そんなに簡単じゃない。相当考えて決めなければ」と答えたそうですから、村上選手は多少立場が違うとしても相当前から考えていたのかな?という気もします。「金メダルを取って引退」とは美しいですね!!
写真:表彰式で金メダルを手にする村上茉愛(代表撮影)
スポーツ報知:
◆体操 ▽世界選手権 最終日(24日、北九州市立総合体育館)
東京五輪銅メダリストの村上茉愛(日体ク)が、現役引退を宣言した。この日行われた種目別決勝の床運動で、14・066点で金メダルを獲得。競技後に、会場につめかけたファンの前で「私は今日で引退します」と語った。
13・966点で暫定2位だった演技後、採点の問い合わせを行ってDスコアが5・7から5・8になった。逆転で1位となり、現役最後の演技で有終の美。「最後の最後で金を届けられた」と喜んだ。
大会前には「世界選手権を最後かなぁと思いながら演技する」と話していた村上。16年リオデジャネイロ五輪では団体総合で4位。東京五輪での個人種目のメダル獲得は、日本女子では初の快挙だった。
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