パラ水泳選手、鈴木孝幸さん(34歳)の壮絶な軌跡を追って見た。彼の障害は右腕の肘から先が欠損、左手の指の欠損、両足も左と右が欠損という4重苦を背負いながら、34年間、自分なりの泳ぎを追い求めて、幾つものハードルを乗り越え、今の泳ぎのスタイルに辿り着いた経験から、今の若者たちへ貴重なアドバイスを贈られていたのです。
すぐに諦める人が多くて、もっと自分の体を理解し、最適な泳法を深く考え抜いて、泳いで欲しいと語っておられた。彼の場合は、体のバランスを考えると4重の悩みを解決しなければならなかったのです。小さい頃から施設の水泳教室のインストラクターの先生に支えられ、彼なりの泳ぎのスタイルを変えて来た。それでも中々上手く行かず先生と一緒にトライし続け、英国での強化遠征が実を結び現在の泳ぎに辿り着き、東京パラリンピックで5つのメダルを獲得する快挙を成し遂げた34歳の壮絶なチャレンジだったのです。
東京パラリンピック 男子100M自由形 鈴木孝幸選手 北京以来の金メダル!
【鈴木孝幸選手】感動を再び!パラ水泳金メダリストの水泳にかける思いに迫る! 鈴木孝幸選手からのアドバイス。
ゲスト:鈴木孝幸(パラ水泳) ニッポンチャレンジドアスリートより。