物臭狸の『花日記』

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ホタルブクロ ~2019~

2019-07-19 12:24:21 | キキョウ科

ホタルブクロ(蛍袋)

<学名:Campanula punctata Lam.> キキョウ科

 ホタルブクロ属 多年草

 

そろそろ咲いている頃と思い行ってみました。未だ数は少なかったですが綺麗に

咲いていました。初夏に大きな釣り鐘状の花を咲かせるホタルブクロです。

撮影日 2019.07.13: 群馬県

 

海道西南部から九州にかけてのやや乾燥した草原や道ばた などでよく見られる

高さ30cmくらいの多年草。 全体有毛(茎には粗い開出毛がある。)で匍匐枝を

横に出して 増え、そこから茎を直立させて株が広がっていきます。

 

根生葉は長い柄があり、卵心形で花期には枯れる。 茎葉は互生し、

長さ5~8cm、幅1.5~4cmの三角状卵形または 披針形でふぞろいの鋸歯がある。

 

花期6~7月。初夏に花茎を延ばし数個の釣り鐘型の花を 穂状につける。

 花は柄があって、うつむいて咲く。

花冠は淡紅紫色または白色で濃色の斑点があり、 先は浅く5裂する。

 

 花色には変化があり、赤紫のものと白とがあって、関東では 赤紫が、

関西では白が多いといわれています。

 

萼と萼との間にある付属体が反り返っているのが特徴。

〔 萼片の湾入部(萼と萼との間)には反り返った部分 (付属体)がある。 〕

 

 

 


近畿以東の山地には萼片の湾入部に付属体のない ヤマホタルブクロという

変種がある。


山間部では人里にも出現する野生植物であるが、 美しいので山野草として

栽培されることも多い。 暑さには弱い一方、日陰でもよく育つ。

トーローバナ、チョウチンバナ、チョウチン、フクロバナ、 ツリガネソウ

などの別名があります。

 

和名の語源には、以下の2つの説があります。

① 子どもがホタルブクロの袋のような花にホタルを入れて   遊んだことに

  由来する。

② 火垂る(ほたる)が語源という説   ホタルブクロの花が手に持つ提灯に

  似ていることから、  「火垂る袋」と呼ばれるようになった。

≪虫の蛍も、「火垂る」が語源ではないかと言われている。≫


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