goo

Milton, Paradise Lost: Argument

John Milton
Paradise Lost (1667, 1674)
Argument

1
天国では父なる神と天使たちが幸せに暮らしていた。

2
ある日、神が子をつくり、自分とともに天使たちの支配者としたことを宣言。

3
天使の長であったLucifer(「輝く者」という意味)は、神のほかにもうひとり自分より高位な者が現れたことに怒り、神に対し反逆を決意。天使の1/3を味方に引き入れ、神に対して戦いを挑む。

4
五分五分の戦いが続いた後、神の子が戦闘に参加。Lucifer率いる反逆軍を蹴散らして地獄に落とす。

5
地獄に落ちた天使たちの穴を埋めるものとして神は人間をつくって楽園に住ませ、そこになる果実はすべて食べていいが知識の木の実だけは食べていけない、と命じる。

6
神は、今後おこることすべてを予見し、神の子や天使たちに話す。神の子は、人間を地獄落ちにさせるわけにはいかないと、自らが身代わり(Jesus Christ)として死んで人間を救うことを提案。

7
Satan(語源は「敵」、地獄に落ちてからのLuciferのこと)は、神に対する反逆の手段として、人間を地獄に落とすことにする。

8
Satanは単身地球にやってきて、Eveに禁断の木の実を食べさせる。

9
EveはAdamに禁断の木の実を食べさせる。

10
禁断の木の実に酔って、二人は燃えるようにセックスして眠りに落ちる。

11
目覚めた二人は、自分たちが堕落したことに気づき、呆然とし、罵りあい、嘆き悲しむ。

12
神がやってきて、罰として人間が死ぬ運命になったことを宣告。

13
AdamとEveはまた責任をなすりつけあい、自殺を考えたりするが、思いとどまり、悔い改めて仲良く神に祈りを捧げる。

14
天使Michaelがやってきて、二人は楽園から出ていかなくてはならないことを告げるとともに、今後の人類の歴史をAdamに見せ、やがてChristによってみな救われることを説く。

15
子孫に救いがあることに安堵しつつも二人は泣きながら楽園から出て行く。


コメント ( 0 ) | Trackback (  )