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愛しあう

愛しあう

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無意識のなかに、否定や疑念や不確かさは
いっさい存在しない。(ジークムント・フロイト)
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1.
心が飢えてるから、でなく
体が求めるから、でなく
温もり感じたいから、でなく
安らぎほしいから、でもなく

しなやかに
のびやかに
愛しあう

2.
酒に酔うこともなく
勢いに流れることもなく
魔法にかかることもなく
理性を失うこともなく

目をあけて
考えて
愛しあう

3.
怒りを静めるため、でなく
痛みを忘れるため、でなく
疲れを癒すため、でなく
憂いを晴らすため、でもなく

胸と胸
口と口
指と指
愛しあう

* * *
1990?
20130204-5
20130224
20130228
20130420
20160804

* * *
盗用・商用・悪用以外でしたら、好きにしてください。


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Tennyson, "The Owl"

アルフレッド・テニソン (1809-1892)
「歌--フクロウ--」

1
ネコが家に走って帰り、外が明るくなってきたとき、
地面が朝露で冷たく湿り、
遠くの川が音も立てずに流れ、
渦巻きのなか、帆がまわるとき、
渦巻きのなか、帆がまわるとき、
ひとり、五感をあたためながら、
白いフクロウが鐘楼に。

2
楽しげな乳搾りの女の子たちが鍵をカチャッと開けるとき、
餌用に刈られたばかりの草がいい香りを放ち、
わらぶき屋根の下でニワトリが歌いはじめたとき、
二回、三回、くり返し、
二回、三回、くり返し。
ひとり、五感をあたためながら、
白いフクロウが鐘楼に。

* * *
Alfred Tennyson
"Song: The Owl"

1
When cats run home and light is come,
And dew is cold upon the ground,
And the far-off stream is dumb,
And the whirring sail goes round,
And the whirring sail goes round;
Alone and warming his five wits,
The white owl in the belfry sits.

2
When merry milkmaids click the latch,
And rarely smells the new-mown hay,
And the cock hath sung beneath the thatch
Twice or thrice his roundelay,
Twice or thrice his roundelay;
Alone and warming his five wits,
The white owl in the belfry sits.

* * *
英語テクストは、The Early Poems of Alfred
Lord Tennysonより。
http://www.gutenberg.org/ebooks/8601

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