同年代の友人

　忘年会や懇親会だけの話ではなくなったのです。毎年年末に植木屋の友人Aさんが来て生垣の剪定をしてくれます。私も側について刈り取った葉と茎の後片付けをするのですが、そんな時の会話も友人が亡くなった話になりました。

　Aさんは私より一つ下ですが今年は同級生が2人も亡くなったと言います。一人はクラス会の後温泉に入り心臓麻痺亡くなったのだと言いますから仕方がないとも言えるのですが、もう一人は病気です。

　Aさんは元気でこの寒い冬でも毎日植木職人として頑張ってきました。そして私はバランス感覚が衰えたのでもうできない梯子の上に立っての作業も続けています。そのAさんも友人の死にショックを受けています。

　これも同年代ですがうつ（鬱）の症状に悩む人がいます。もっとも本人はうつだということを理解していないのが心配です。免許証更新時の認知症検査が合格できずに、免許証を返上しました。一緒にサークル活動をしていたので分かりますが、認知症ではないと思います。

　真面目過ぎる人なので検査の時に緊張しすぎたのでしょう。認知症検査は2回まで受けられるし、検査の結果認知症の疑いがあるとしても医師の診断を受けることが出来ます。ちょうど大学病院で歯の手術を受けた時なので、精神的に不安定だったのではないかと思うのです。

　それもセフティドライブ装置のついた車に替え変えたばかりなのです。事故を起こす前に運転をやめるという決断は正しいのかも分かりませんが、ちょっとした距離でも車を使っていた人ですから、行動半径が狭くなることは間違いありません。

　嫌でもウオーキングを始めるなど、何とかして外に出る機会を作って欲しいので、認知症を予防するためにできるだけ引っ張り出してあげたいと思っています。明日は我が身ですから―。