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『初期マルクスを読む』 その2

2011-03-21 14:04:45 | Weblog

 中華料理「香州」(南3西4西側、狸小路をすすきの方向に曲った所)で、中華風鶏肉カレー、1959年の老舗でメニューも豊富。

 

 

 昨夜は、『冬のサクラ』の最終回。肇(佐藤健)がキーマンでしたが、残念ながら萌奈美(今井美樹)に奇跡は起きませんでした。

 

 

 

 『初期マルクスを読む』 ノオト その2

 

○ヘーゲル哲学の四つの基本的性格

 ヘーゲル哲学の特徴は、①人間主義:人間というものが地球上の物質的・精神的な活動の成果として存在している、人間により自然が開発され、新しい可能性が生まれてくる。

 ②合理主義(理性主義):論理的な道筋から新しい世界が見えてくるという態度。

 ③現実主義:この世界で起きていることは、この世界で解決できるという考え方、あの世を設定する宗教を否定する。

 ④進歩主義:歴史は着実に前進している。

 

 *このヘーゲル哲学の四つの基本的性格はマルクスにも継承されている。これらは、私の思考のベースにもある意味自明のこととして存在している。しかし、ここに来てこれらの根本が問われている。

 

 今回のような大規模な自然災害を経験する中で、また地球レベルの環境問題に直面する中で、自然に対する人間の驕りや無力さを感じる。人間主義は人間中心主義として批判的に捉え直す必要がある。

 

 人間は宗教を克服しきっていないどころか、この国におけるオウム真理教事件、世界史におけるイスラム教世界、キリスト教世界の動きからは、人間は宗教上の大問題に直面している。

 

 既にメッキの剥れた言葉に「進歩的」という誉め言葉があった。戦後民主主義者、進歩主義者といわれた人たちである。資本主義社会は必ず社会主義社会に転化するという歴史法則=唯物史観をベースにした言い様である。進歩主義も、1989年以降のベルリンの壁、「ソ連型社会主義」の崩壊を眼前にして大きく揺らいでいる。

 

○近代の肯定と否定―マルクスのヘーゲル批判

 ヘーゲルは、歴史上の出来事は、すべて近代的な思想の中に流れ込んでいって、近代的な世界はその集約点、到達点としてなりたっている。

 しかし、マルクスは近代批判を課題とした。

 

 

 

 

 

 

 


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