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北海道議会は八百長 第3回

2008-04-07 20:40:42 | Weblog
 フォーラム in 札幌時計台(2008.4.4)、「民主主義の可能性」のテーマで、慶応大学 片山善博教授(前鳥取県知事)の講演 第3回

 片山氏は、かつて、政府の地方分権改革推進委員会で、自治体の議会運営について、首長と議会が答弁調整を事前に行う「八百長議会」が横行していると指摘したうえで、「一番ひどいのは北海道議会だ。答弁を決め、再質問も決め、すり合わせをしてから議会を開く」と道議会の答弁調整を名指しで批判した人だ。

 今回の講演で、片山氏は、「議会はセリ」であるべきと語った。議会は、公開の場において真剣勝負で価格競争をしている市場のセリのようであるべき。議会は、役人が答弁調整などを裏でこそこそとやるようなものではなく、議員と首長という政治家同士が真剣勝負をする場である。その結果に従がって、役人は仕事をすればいいのである。

 また、首長は、メンツにこだわるべきでなく、提案した内容よりも住民にとって議員の考えの方が良ければ素直に修正すればいいのである。場合によっては否決されても構わないという気構えを持つべき。
 
 さらに、住民の意思は、選挙の時にだけ反映されるのではなく、住民投票などを仕組みに取り入れることで、自治体に及ぶようにできる。現状は、日常的に住民の力が自治体に及んでいない。

 今回の講演で配布された『改革は誰にでもできる』〈自治体改革の検証〉Part3鳥取県知事片山善博著(北海道大学大学院法学研究科附属高等法政教育研究センター編 2005年刊)では、改革のキーワードは、「情報公開」である。

 全てを明らかにすることによって、「変わった」実例が紹介されている。

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