晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

加藤陽子 『戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗』 『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』

2017-01-02 14:28:06 | Weblog

このブログを読んでいただいている方、今年もよろしくお願いいたします。2006年4月に始めてから10年以上続いていることになります。僕にとってブログを書くことは、自分の考えをまとめ、それをどのように表現したら良いかということの訓練になっています。

2017年の目標を定めました。次第に老いるということを受け入れなければならないとわかっていますが、あらゆることで「2016年を超えること」としました。

 

今まで、書籍に挟まれている読書カード(ハガキ)を出版社に返送したことがなかったが何となく気が向いたので、以下の内容で送ってみた。でも、限られたスペースに想いを書くのは中々難しい。

 

『戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗』(加藤陽子著 朝日出版社 2016年刊)

歴史は過去と全く同じパターンで繰り返すことはないだろうが、本書には今を解く鍵が秘められている。筆者は、戦争への道を丁寧に紐解きながら、随所に現在の事象も取り上げ、応用問題を提起している。

若い人が、こんなに刺激に満ちた講義を受けることができたのは幸運である。僕らは、いったいどんな時代を生きているのだろうか、共に考えたいと思う。

 

『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』(加藤陽子著 朝日出版社 2009年刊)

外交はサッカーだ。ボールが来たらトラップかダイレクトか。キープかパスか。パスも強くか優しくか。グラウンダーか浮き球か。

局面ごとの情況の中で、いくつかの選択肢から瞬時に判断しなければならない。その選択が常に問われている。本書から、歴史とは、その時々の判断の積み重なりなのだということがよくわかった。

 

 

 

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