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北海道知事選挙 ひとり相撲

2015-04-13 21:02:00 | Weblog

 北海道知事選挙 ひとり相撲

 「鉛筆持ったら○○」とコールが聞こえていたが、棄権しようかと迷った末、投票箱が閉まる直前に投票した。そして家に帰ると何と既に結果が報道されていた。

 今回の知事選を振り返ると、S氏のひとり相撲だったと思う。「出たい人より、出したい人」は選挙の鉄則だ。出馬を表明するには、情況を作らなければならない。S氏は拙速だった。民主党の意思を確認してからの方が良かったと思う。先行して表明したことにより民主党の選択肢、すなわち有権者の選択肢を奪った。ただの「出たい人」になってしまった。

 その後、日共が支援を表明してきた時の対応もまずかったと思う。大地の宗男氏からの揺さぶりに動揺しまった。あれを見ると、仮に当選しても様々な圧力をはねつけることができるのか、各党間の調整をできるのだろうかと疑問を持った。

 政策も一貫性を感じることができなかった。一説には、最初は自民党に自分を支援するように働きかけたという話もある。大地、民主、維新、ネット、日共・・来る者拒まずだったのだろうが、節操なく「ただ受かりたいだけ」の候補に見えてしまった。

 死者に鞭打つつもりはない。T.はるみったくない知事では、道政は今までと大きく変わるはずはないが、彼女、今回の選挙では自信に満ちたとても可愛らしい表情を作っていた。

 もう一人のH.Nさんは、投票日前日の朝刊で「札幌市長選女性候補者が『生活保護は遺伝』と発言」と週刊文春の広告に書かれた。もちろん発言の真意は違うと思うが、少なからず影響はあったのだろう。でも候補の印象は暗かったが。

 いずれにしても、今回の知事選はS氏のひとり相撲で、有権者は他にありえた選択肢を奪われたのではないかと思う。

 僕は、今のところ民意を表す方法は選挙という方法がベストだと思うが、有権者の選択に当たっての情報がいつも定型的であり、またドメスティックな情報しか伝えられず、外からの視点ではこの国が今どのように見えているのか、こんなことを議論していて良いのか、メルケル首相は何をしに来たのか、中国のAIIBの狙いは、本当のことを知りたい。

 

 

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