晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

ことば 一読者さまへ 

2014-09-12 21:20:52 | Weblog

 小噺をひとつ。薬局で育毛剤を購入したら、レジで店員さんから「お大事にして下さい」と言われた。「うっ! ハゲは病気か?」

 

 ことば 一読者さまへ             

 一読者さま、丁寧なコメントありがとうございます。触発されたことがありますので、少し述べたいと思います。

 はじめに、憲法観についてですが、このブログ2007年5月3日(憲法記念日)に、『日本の青空』と題して、大澤豊監督の同題名の映画を観た感想を書きました。

 この映画の主題は、日本国憲法は決して押し付けられたものではなく、鈴木安蔵という憲法学者を中心に高野岩三郎ら民間人による「憲法研究会」が、1945年12月27日に作り上げた憲法草案が、GHQが1週間で作ったと言われている憲法案の元になったというものです。

 不勉強で、アへ首相らの単純な言説に巧く批判できませんが、一方的に押し付けられたというのは、事実とは異なるのではないでしょうか。仮に、押し付けられたとしても、その後のこの国の歴史を振り返ると、結果的に良かったと言えると思います。不本意ながら親が予め決めた、いいなずけと結婚させられたが、その人はとてもいい人だったので今は幸せですという感じです。

 次に、一読者さまが、「言い換えによって問題の核心を漠然とした方向に反らしてものごとを決定してしまおうとする意図がある訳です」と述べられたことに、異議なし!

 特に、政治の世界は言い換えやはぐらかし、肩透かしが多用されていると思います。アへ首相など、論理的な説明ができないので、根拠も示さず「大丈夫だから安心して下さい」「こうすることが国民のためなのです」・・理由も何もない国民を小ばかにしたような物言いです。

 実社会での話題に変えます。会社の採用試験の論文に「アルバイトの時、仕事の手抜きをしたことがあり、会社に迷惑をかけたことがあった。だから、御社ではその経験を生かし、一生懸命がんばりたい」というようなことを書く人がいます。

 本人は、自分が正直で誠実な人と見られると思ったのでしょうか。私は、何と無防備な人なのだろうと思います。この種の人は、会社に入った後も、正直路線で、話してはいけないことをお客様に話してしまったり、非現実的と思われる正論を述べるタイプに見られるのではないでしょうか。実社会では、戦略的思考は大変重要だと思います。

 私は、ある意味政治家の言い換えも可とするものです。なぜなら、大衆から見ると政治家が嘘を言っているということが明らかにわかるだろうと思うからです。

 

コメント
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