晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

中国(習近平体制)は長くないぞ

2013-11-10 14:37:01 | Weblog

 昨日は営業、さあ今日こそは走ろうと思っていたが朝から暴風雨、そして明朝にかけては雪ということで、雨が止んだ暇にタイヤ交換。

 

 私は、もともと、現在の中国はもはや共産党が政権を執っている必然性が失われた国。脳だけが共産主義で、身体(心)は資本主義というバラバラな状態は、長く続くはずはないと捉えている。

 今日の北海道新聞朝刊に、「中国で収賄罪などに問われ無期懲役が確定した薄熙来・元重慶市共産党委員会書記の支持者が、同元書記を「終身主席」とした政党の設立を宣言」と「中国共産党が経済政策を討議する第18期中央委員会第3回総会(3中総会)が北京で開幕」、また「中国共産党中央宣伝部が、3中総会に合わせ、習近平指導部の評価や、改革政策を否定的に報じないよう求める内部通知を出した」ことが伝えられている。

 天安門前の車両突入事件、山西省での連続爆破と中国社会の地下で眠っていたマグマの噴出が始まっている。中国共産党によれば、天安門の事件については、ウイグル独立派組織「東トルキスタン・イスラム運動(ETIM)」によるものとしているが・・・。

 加々美光行「周近平体制の行方」(「情況」2013.8,9月合併号)によれば、3月の全人代の後、劉雲来中央政治局常任委員によって整党運動が提起されたという。8,340万人の党員の70%、5,810万人を査問し、汚職や腐敗にまみれた党員400万人(5%)を除名するというもので、今後党内において権力闘争が起きるのは必至である。

 一方、薄熙来元重慶市書記は、「唱紅打黒」(毛沢東を賛美し腐敗を打つ)を掲げ、党内のみならず大衆からの支持が根強いと分析している。

 私は、少数民族の独立運動、国内貧困問題、党内権力闘争が地下で連動しているとみていいのではないかと考える。

  

 政治の話題を思いつくままにもう2つ。

 昼のニュースを観ていて一瞬耳を疑ったのだが、甘利経済再生相が、職場のニーズにあった多様な働き方の正社員への登用は有意義なことだと語ったのに対して、古賀連合会長が、限定正社員の制度を国が法律で定めるべきではない。雇用条件については、企業内の労使で決めるべきこと、と発言したことだ。詳しい文脈はわからないが、古賀の発言は経営者の発言そのもの。札幌市の上田市長が公契約条例を定めて労働条件の引き上げをしようとしていることと真っ向から反対していることにならないか。

 私は、国民国家が黄昏を迎えている現在、国家のあらゆる分野への介入には反対だが、まさか古賀氏がアナキストとは思わなかった。

 

 脱原発の旗手山本太郎は天皇主義者(天皇制を肯定し、さらに政治を期待している)だったということが明らかになった。この一件からも脱原発に群がる者たちの中にはかなりうさんくさい輩が混じっていることが明らかになった。

 私は、脱原発の思想は、米国の核の傘からの離脱の覚悟まで持っているかどうかが試金石と考える。原発と核兵器は表裏一体であり、原発を無くすことは、核を捨てること、東アジアの中で米国の庇護を振り払ったこの国の行き方を提示するしなければならないということと考える。さらに、脱原発と北朝鮮、韓国、中国の脅威を言い募ることは両立しないと考える。

 

 

 

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