晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

疲労回復法

2013-11-18 20:37:23 | Weblog

 

 何かを書こうと思っても筆が進まない日がある。休んでいるようで休んでいないような倦怠感。そんな日にダラダラと本を読んでも集中できないで逆に苛立ちを感じてしまう。密度濃く働いた日は、ヘトヘトになる位の疲れがあっても充実感が残る。しかし、最近よくあるのだが拘束時間だけが長く、何も出来ないで終わろうとしている土日が続くと、何とも言えない疲労感が澱のように身体に溜まる。

 吉本隆明は、人の心の見取り図を身体性と関係性の二つに軸で表した。関係性の方は、自己幻想、対幻想、共同幻想の三層構造でありここでは触れない。

 身体性から心を捉えると、人の心は植物の心と動物の心から成り立つ。植物の心、すなわち心臓を中心とした臓器系、循環器系から発する心、それを内臓幻想という。夢やイメージ、概念や心意を表す心である。一方、動物の心、脳を中心とした運動系、神経系、感覚器系から発する心、それを体壁幻想という。

 私の感じている上記の倦怠感は、おそらく脳(体壁幻想)と心臓(内臓幻想)からくる複合的な疲れではないか。そんな時の私の疲労回復法は、ランニングである。身体を適度に疲れさせ心臓(内臓幻想)も疲れを感じるまで身体を使うことである。一度、身体を疲れのピークまで追い込むと、後は身体に備わっている自律的な回復機能を感じながら、同時に脳(精神的)の疲れも一緒に取れてくるのを実感するのである。

コメント
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