晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

京都伏見 寺田屋

2010-10-23 11:23:46 | Weblog

 JR京都線(東海道本線)で大阪から京都へ、近鉄京都線に乗り換え桃山御陵前で下車、昔なら大坂から京都伏見までは三十石船、寺田屋は寺田屋浜という船付場を持つ大きな船宿であった。
 今年のNHK大河ドラマは「竜馬伝」、福山雅治の竜馬は中々格好が良いので来てしまった。ただ、「ニッポン!、ニッポンのため!」の連呼には少々うんざり。幕末の時点で、幕府や藩はあっても、国民国家としての日本という概念は未発達であったと思う。

 坂本竜馬といえば、古くは1968年のNHK大河ドラマ「竜馬が行く」、北大路欣也が竜馬役だったことはほとんど記憶に無い。司馬遼太郎の原作を読んだのはずっと後の1974年頃か。
 その頃(1974年)「竜馬暗殺」(ATG作品、黒木和雄監督)を北23条にあったオリオン座で観た。原田芳雄が竜馬、中岡慎太郎に石橋蓮司、松田優作、桃井かおりなど。ひとつの時代だったのだ。この映画には党派抗争の暗い雰囲気がまとわりつく。
 1986年には、ソフトバンクのCMでカイ君に竜馬かぶれと言われている武田鉄矢主演の「幕末青春グラフィティRonin坂本竜馬」(東宝)がB級映画として公開された。酒ばっかり飲んでいる高杉晋作役と音楽は吉田拓郎。

 竜馬が襲撃され瀕死の傷を負った寺田屋には、当時のままの刀傷の跡や銃痕が残っている。ここを起点に歴史が動いていたという感慨。竜馬の妻になるお龍さんが隠れていた風呂桶もあったりして。NHKおりょう役女優の真木よう子、低音が魅力的。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする