『北海道 化石としての時刻表』(柾谷洋平著 亜璃西社 2009年刊)
著者は、北大の大学院生、古い時刻表をめくって鉄道の面白さを描く。
読者の年代によって異なるだろうが、私は同時代として体験したことの記憶が蘇る。
今は無き、機関車を後部にも付けた狩勝峠越え、青函連絡船を乗り継いでの上京、道内最長の普通列車(鈍行)「からまつ」での帰釧・・
本書では触れられていないが、連絡船では必ず「海峡ラーメン」を食べた記憶。今も、桑園駅で「海峡ラーメン」を再現している店があります。
池田駅では、「バナナ饅頭」を食べました。いかにも人工的な香料の臭いがしますが、たまに食べたくなるお菓子です。
未だ20歳台の若い著者であるが、文体がものすごく古風で、章毎にリズムの違う文章になっているのも本書の特徴である。☆☆☆☆☆お薦めの一冊です。
亜璃西社は、地元札幌の出版社ですが、いい本を出しました。
さて、偶然なのだろうか、「JR時刻表」が4月号で大正14年創刊から通巻999号、5月号で1,000号になるとのこと。
時刻表は、旅行をしなくても読むだけでなんだか楽しくなる書物である。情報がぎっしり詰まっていて、おそらく買ってしまいそうな気がします。
著者は、北大の大学院生、古い時刻表をめくって鉄道の面白さを描く。
読者の年代によって異なるだろうが、私は同時代として体験したことの記憶が蘇る。
今は無き、機関車を後部にも付けた狩勝峠越え、青函連絡船を乗り継いでの上京、道内最長の普通列車(鈍行)「からまつ」での帰釧・・
本書では触れられていないが、連絡船では必ず「海峡ラーメン」を食べた記憶。今も、桑園駅で「海峡ラーメン」を再現している店があります。
池田駅では、「バナナ饅頭」を食べました。いかにも人工的な香料の臭いがしますが、たまに食べたくなるお菓子です。
未だ20歳台の若い著者であるが、文体がものすごく古風で、章毎にリズムの違う文章になっているのも本書の特徴である。☆☆☆☆☆お薦めの一冊です。
亜璃西社は、地元札幌の出版社ですが、いい本を出しました。
さて、偶然なのだろうか、「JR時刻表」が4月号で大正14年創刊から通巻999号、5月号で1,000号になるとのこと。
時刻表は、旅行をしなくても読むだけでなんだか楽しくなる書物である。情報がぎっしり詰まっていて、おそらく買ってしまいそうな気がします。