トヨタテクノミュージアム(産業技術記念館)の入り口にある回転式の織物機です。なぜ、繊維産業から始まったトヨタが、自動車産業に進出できたのか、今まで単なる時代に合わせた業種替えと思っていたのですが、このミュージアムで、繊維機械の技術の進歩の歴史の展示を見て、それが自動車技術の基礎となっていることが、良く理解できた。
機械工学の基礎技術をトヨタは、自動織機技術で培っていたのです。
『高度成長 シリーズ日本近現代史⑧』(武田晴人著 岩波新書 2008年刊)
『幕末・維新』から始まったこのシリーズも8冊目でようやく、私が生を得た時間と重なった。この巻は、高度成長の始まる1950年代前半から、高度成長が終焉する1980年代前半までを分析している。1954年生まれの私にとっては、生まれてから20歳代後半までと同時代ということになる。
多少、経済史に偏っている観はあるが、テンポの良い記述で一気に読める。それと同時に、その時の自分の記憶が蘇える。
この30年の間における、強く記憶に残っている極私的な10大出来事を巻末の年表から選ぶとこのようになる。
①三島由紀夫、割腹自殺 1970.11
②連合赤軍浅間山荘事件 1972.3
③トイレット・ペーパー騒動発生(石油ショック) 1973.11
④新安保条約自然承認(60年安保) 1960.6
⑤東京オリンピック開催 1964.10
⑥中国、文化大革命 1966.8
⑦ケネディ米大統領暗殺 1963.11
⑧アポロ11号月面着陸に成功 1969.7
⑨ソ連、人工衛星打ち上げ成功 1957.10
⑩プラハの春 1968.4
これらは、幼少の頃のかすかな記憶であったり、政治的な関心が目覚めた高校生の頃であったりします。
この間は、現在の閉塞感漂う空気に比べて、世界もこの国もダイナミックに変化していた時代であったことがわかります。
機械工学の基礎技術をトヨタは、自動織機技術で培っていたのです。
『高度成長 シリーズ日本近現代史⑧』(武田晴人著 岩波新書 2008年刊)
『幕末・維新』から始まったこのシリーズも8冊目でようやく、私が生を得た時間と重なった。この巻は、高度成長の始まる1950年代前半から、高度成長が終焉する1980年代前半までを分析している。1954年生まれの私にとっては、生まれてから20歳代後半までと同時代ということになる。
多少、経済史に偏っている観はあるが、テンポの良い記述で一気に読める。それと同時に、その時の自分の記憶が蘇える。
この30年の間における、強く記憶に残っている極私的な10大出来事を巻末の年表から選ぶとこのようになる。
①三島由紀夫、割腹自殺 1970.11
②連合赤軍浅間山荘事件 1972.3
③トイレット・ペーパー騒動発生(石油ショック) 1973.11
④新安保条約自然承認(60年安保) 1960.6
⑤東京オリンピック開催 1964.10
⑥中国、文化大革命 1966.8
⑦ケネディ米大統領暗殺 1963.11
⑧アポロ11号月面着陸に成功 1969.7
⑨ソ連、人工衛星打ち上げ成功 1957.10
⑩プラハの春 1968.4
これらは、幼少の頃のかすかな記憶であったり、政治的な関心が目覚めた高校生の頃であったりします。
この間は、現在の閉塞感漂う空気に比べて、世界もこの国もダイナミックに変化していた時代であったことがわかります。