晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

『写真が語る 子どもの100年』

2006-12-16 19:59:03 | Weblog
 昨日、教育基本法改正案成立。防衛省も決定。

 テレビは、松坂大輔とかいう野球選手の大リーグとの契約をトップニュースで延々と流した。国会の動きは二の次に。全く意図的である。

 最近の傾向であるが、重要法案の成立前は、問題など中身を報道せず、法案成立後に、論点を詳しく報道する。国民の間に無力感が漂う様に。

 子どもが危ない。これらの動きの最大の犠牲者は、子どもである。

 『写真が語る 子どもの100年』(村上義雄編 平凡社 2002年刊)

 戦前、戦中、戦後の子どもの日常写真が掲載されている。
 戦前の貧しい子ども達と、幼稚園に通ういい所の子ども達。異なる身なり。
 大正デモクラシーの後、忍び寄る軍国主義。

 敗戦後、貧しさの中からの再出発、高度経済成長、みんなひとつの目標に向かって必死だった。

 そして現在、子どもの危機が叫ばれ、そして再び「戦争のできる国家」を目指した動きが。戦いに借り出されるのは、格差社会で職に就けない若者達。

 「大きな声の出ない総理」は、本当に危険な政治家である。



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