銀幕大帝α

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羊とオオカミの恋と殺人

2020年05月15日 16時21分27秒 | 邦画ホラー
2019年
日本
103分
ロマンス/コメディ/ホラー
PG12
劇場公開(2019/11/29)



監督:
朝倉加葉子
『ドクムシ』
原作:
裸村『穴殺人』
主題歌:
ロイ-RoE-『癒えないキスをして*』
出演:
杉野遥亮黒須越郎
福原遥宮市莉央
江野沢愛美川崎春子
江口のりこ延命寺玲奈



<ストーリー>
大学受験に失敗し、引きこもっていた黒須は、首吊り自殺を図るも敢えなく失敗。その弾みで壁に穴が空いてしまう。穴を覗くと、美人で清楚な隣人・宮市さんの生活が丸見えで…。

信じられないでしょうが、
これはラブコメです。


―感想―

江野沢愛美が演じた春子も実は俺嫌いじゃない。
但し嫌いじゃないのは容姿であって、春子の強引に迫って来る性格はちょっと怖いものを感じる。
兄がああいう男だったのだから、血の繋がりがある春子も「独占欲」とかそういう部分に狂気を潜めているのかもしれないてのを考えると告白されても距離を置きたくなる気持ちにはなるかもしれない。
まあ兄の件を知らなかったら、俺バカだから付き合っても良いよ♪と受け入れているだろうなあ。
で、後々になって「なんやこいつ重たい女やな!」て後悔するんだろうよ。

殺人を犯し続ける隣人の美女を好きになるのも、死を一度覚悟して実行した男だからこその、もう怖いものはないという感情がそういう方向に動かしているのは確か。
でも殺人者というのを除けば、一目惚れする程の可愛さだし、手料理は美味そうだし、一緒に居ても楽しそうではあるので、その殺人者という部分に目を瞑れば付き合ってみるのも有りかとは思う。
目の前でバッサバッサと人を殺すのを見せつけられるのは流石に嫌だけどさ、殺しの姿(動き)には芸術的なものを抱かされるから「嫌だ嫌だ」とビビリつつも見届けてしまいたくなる「魅力」を少なからずとも彼女からは感じるはずだ。

自分なりのルールを設けて殺人に生き甲斐を感じる美女と、そんな彼女になら殺されても本望とベタ惚れとなる青年とのラブロマンス。
危険な香りが常に付きまとっている内容だが、異質な2人が徐々に心を通わせる事で、生き方にも変化が生じていく物語の流れには惹かれてしまった。
そして兎にも角にも福原遥の喜怒哀楽を巧みに操った表情の作り具合と、殺しの中では特に光る「美しさ」が最高だった。

今作の福原遥(まいんちゃん)図鑑

これは穴から覗いた時に見せた狂気の目つきなのだが、こういう背筋がゾクッとする様な「目」が作れるてのは若手の女優としては一つの武器にはなるだろうし、今後の役の幅も広げられるから「出来る、出来ない」では大違いである。

清楚系美少女であるまいんちゃんは、たまに俺、ガッキー(新垣結衣)の顔が重なったんだよね、顔の系統が似ているんかね。

個人的に本編で一番好きなショット。
殺人者としての一面と、美少女としての一面との重なり加減が絶妙な画。
殺しのテクは現代版「必殺仕事人」そのものである。
動きのパターンは限られているが、ここまで動ければ大したもの。
超絶可愛い子が、殺しの直後にニコッと笑うと、無性にドキドキしちゃう(これキャラ設定が抜群に好いね)。

評価:★★★☆
20/05/14DVD鑑賞(新作)
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