銀幕大帝α

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バニシング

2020年05月05日 14時13分50秒 | 洋画サスペンス
KEEPERS/THE VANISHING
2018年
イギリス
107分
サスペンス/犯罪/ミステリー
劇場公開(2020/01/24)



監督:
クリストファー・ニーホルム
製作:
ジェラルド・バトラー
製作総指揮:
クリストファー・ニーホルム
出演:
ジェラルド・バトラージェームズ
ピーター・ミュラントマス
コナー・スウィンデルズドナルド



<ストーリー>
スコットランド沖の無人島。3人の灯台守は、これから6週間この島で仕事をすることになっている。だが、漂流者と木箱が流れ着いたことで悲劇が始まる。

そして、誰もいなくなった。
真実のすべては、その島だけが知っている―。


―感想―

灯台守が主役の映画、以前になんか観たな~。
タイトル忘れちゃったけど。
あっちはモンスター系ホラーでしたが、こちらはサスペンス。
エンタメ色が強い意味ではあっちの方が面白いですけど(タイトルがマジで思い出せない)、こちらはこちらで引き込まれる展開にはなっている。

灯台に流れ着いた漂流者が持っていた木箱の中に金塊が入っており、それをどうするかで3人が議論していたら、漂流者の仲間がやって来てひと悶着起きるという話で、欲は人間を駄目にし、殺しは人間の精神を崩壊するという感じでしょうね。
我が子と歳が近い子供を殺めてしまったジェラルド・バトラー演じるジェームズが、他の2人からの心配をよそに、どんどんと鬱状態に陥り、やがて・・・。

そして誰もいなくなった、とアガサクリスティーの小説じゃないですけど、これが真実に基づいて作られた映画との事だが、誰もいなくなったんであれば全貌は明らかにされていないよね?
その辺はフィクションとなっているんでしょう。
もしかしたらこうかも、というあくまでも推測によって描かれた終盤は、もう最悪な結果になっている訳でして。
一人の頭がおかしくなると、他の2人の身も危ぶまれていき、辿り着くのはそこなのかて、観ている私でさえもどんよりとした気持ちに。
子供を殺したという現実が相当のトラウマになるのかね、私は当たり前だが人を殺した事はないけれど、もし間違って子供を殺してしまったらジェームズと同じく生きる事に苦しさを生み出すかもしれない。
世の中、老若男女問わず罪のない人間を殺しても平気な顔をしているクズが蔓延ってはいるが、こういう良心の呵責に悩まされる人も居るでしょう。
犯した罪を背負い黙ったまま仕事を、生活を続ける事に耐えられない人間がどのような行動を起こすのか、そこをリアルに描写させた作品と言えるかもしれない。

縄で頭部を絞め付けたら「目玉がポンッて飛び出す」とカニ料理で例えて語っていたので、いざ実戦した際にはそういうグロいものが観れるのかとちょっとワクワクしたんだが、目玉飛び出さなかった。

まあこういった暗い内容の映画を観た後は

お茶でも飲んで←本作を観れば意味が分かります

気分をリフレッシュさせたいですな。

評価:★★★
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