goo blog サービス終了のお知らせ 

銀幕大帝α

切り株推奨映画感想ブログにつきグロ画像注意。
御蔭様で17周年。4500作品レヴュー突破。御訪問有難う御座います♪

ジャングル・ブック

2016年12月18日 15時21分41秒 | 洋画アドベンチャー/ファンタジー
THE JUNGLE BOOK
2016年
アメリカ
106分
アドベンチャー/ドラマ/ファミリー
劇場公開(2016/08/11)




監督:
ジョン・ファヴロー
『カウボーイ&エイリアン』
製作:
ジョン・ファヴロー
出演:
ニール・セティモーグリ
声の出演:
ビル・マーレイバルー
ベン・キングズレーバギーラ
イドリス・エルバシア・カーン
ルピタ・ニョンゴラクシャ
スカーレット・ヨハンソンカー
ジャンカルロ・エスポジートアキーラ
クリストファー・ウォーケンキング・ルーイ



<ストーリー>
幼い頃に親とはぐれ、ジャングルでオオカミに育てられた少年・モーグリ。幸せに暮らしていたある日、人間への復讐心を持つトラのシア・カーンが現れ…。

-感想-

動物CGの映画だと遂最近『ターザン:REBORN』を観たばかりだけど、断然こっちの方が面白い。
あっちはストーリーが普通過ぎたのに対し、こちらのストーリーには躍動感がある壮大な冒険がある、そして感動がある。

少年モーグリ以外は全部CGという所からして凄いのだが、その高度なCGと実写が巧みな技術で融合し、何もかもが本物に見えるてくるのだから強く賞賛する値に達した紛れもない傑作。

合成バリバリに感じた『ジュマンジ』が懐かしくなる、それ程今のCGは出来過ぎという事になるだろうね。

大小様々な動物達が登場するが、やはりアドベンチャー大作として観ている側からすれば超巨大なものも出して欲しいと願うのが世の常。
それをこの作品ではきっちりと果たしてくれているから嬉しい。
キングコングにはちょっとサイズが及ばないものの、ど級の猿軍団ボス・オランウータンが「赤い花」を手に入れたくモーグリに向かって巨体を揺らし建物を破壊しながら迫り来るシーンは圧巻。

物語中、度々ピンチに遭遇するも、その都度心優しきハチ蜜大好きなあの動物が参上。

くまーーーーーー!!

バルーという立派な名前があるにも関わらず、どうしても心の中ではくまーー!と叫んじゃうのは咄嗟にバルーの名前が出てこない、逆にそれだけ愛着を持っているからお助け参上で急に現れたら興奮しちゃってもうクマでいいや!と勇敢な戦いっぷりと活躍っぷりに応援だけを捧げたくなる証。

モーグリは「お前は狼の子だ」と育てられるが、人間だけが持つ本能をそう易々と手放せられるはずもなくでして、人間だからこそ出来る技術が随所で役に立つ。
バルーの食料調達もそうだし、「赤い花」を手に入れた事で宿敵のトラと対峙する所も同じく。
大木の細い木の枝の上でトラと運命の対決をするシーンは緊張が走るが、元は人の子としての判断と用意が功を奏して戦いに打ち勝つ瞬間は動物では決して成し得ない見事さ。

中盤、穴に落ちたジャングルの創始者と言われる象の子をモーグリが人間の知恵を働かせて救出するが、そのお礼として象の群れが森の炎上を消してくれる形できっちりと返してくれる。
これらをモーグリの成長として見届けてきた動物の仲間達が野生的に育てるのは間違いだったと気付き、人間の知識・能力も又、共に過ごすには必要と考えが変わり、強制はさせず伸び伸びとしたジャングルでの生活を容認する様になるラストが争いを起こさない個々が持つ特技を活かし互いに助け合いながら平和的に暮らす事を皆が望むという意味でも実に感慨深いものとなっていた。

ほぼCG主体の作品なので、完成するまでに相当な労力と時間を費やしたと思うが、それら多くの苦労も観客の満足する顔を見れば吹き飛んだ事だろう。
ディズニークオリティーここに在り、と卓越した演出にて視覚を存分に刺激し、得意のほっこりエンディングで気持ち良く観終えられる多くの見所も又魅力的な素晴らしき逸品。

評価:★★★★
16/12/18DVD鑑賞(新作)
にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へバナーポチお願いします
にほんブログ村
レンタル開始日:2016-12-16
メーカー:ウォルト・ディズニー・ジャパン

オフィシャル・サイト(日本語)

関連作:
『ジャングル・ブック(1967)』(アニメ版)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウォークラフト

2016年12月14日 14時17分24秒 | 洋画アドベンチャー/ファンタジー
WARCRAFT
2016年
アメリカ
123分
アクション/アドベンチャー/ファンタジー
劇場公開(2016/07/01)



監督:
ダンカン・ジョーンズ
『ミッション:8ミニッツ』
脚本:
ダンカン・ジョーンズ
出演:
トラヴィス・フィメルローサー
ポーラ・パットンガローナ
ベン・フォスターメディヴ
ドミニク・クーパーレイン王
トビー・ケベルデュロタン
ベン・シュネッツァーカドガー
ロブ・カジンスキーオーグリム
ダニエル・ウーグルダン
クランシー・ブラウンブラックハンド
ルース・ネッガタリア



<ストーリー>
剣と魔法の世界・アゼロスを舞台に、人間、オーク、ドワーフ、エルフなど多くの種族が生死を懸けた壮絶な戦いを繰り広げる。

-感想-

同名のゲームを、て書いてあったけどそんなゲーム知らんなぁと思ってたらPCゲームだったのね。
PCゲームは全く詳しくないのよねぇ。

またごっつい特殊スーツを着込んで演じているんだなと最後まで観てたんやけど、特典映像の方を観てモーションキャプチャーだったと知り愕然。
CGやったんかいっ。
見た目だけじゃもう判別出来ないレベルだわな。

闇と光の何処を切り取ってもまんまアドベンチャー、ファンタジーの世界観。
それを美麗な映像と迫力のある演出で描き切っていました。
特別な用語とかは聴いてても分からんので軽くスルーしながら、異なる種族達の共存を目指したそちらは割りと分かり易いストーリー展開の方に注目。
魔法の発動が遅くて苛々したり、魔法の壁が邪魔で愛する息子を救えないもどかしさに苛々したりと、時と場合によっては高度になる程神聖なる魔法も使い様が難しいものだと痛感。

それぞれが移動手段の一つとして使用している巨大な猛獣が、主人に加勢する形で敵を圧倒的になぎ倒す場面は気持ち良かった。
そして息子の仇だ!と一瞬で斬り倒してしまう一騎打ちでの圧勝には震えた。
これぞ失った者が大きいほど秘められていた腕前が極限の状態で発揮される“愛”を一番に知っている人間だからこその怒りと悲しみを合わせた技の集大成。

で、この作品もシリーズ化していくのかな?
本国でもヒットしたようだし、シリーズ化されてもおかしくはないかな。
ただ、万人受けするか、てなるとそうとは思えず、特に日本だとこういう特殊な作品は一般的には敬遠されてそうな気はする。
実際、私もDVD化されるまで本作が劇場公開された事も存在していた事すらも知らなかったからなあ。
その辺、実際どうなんでしょーか。

評価:★★★
16/12/14DVD鑑賞(新作)
にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へバナーポチお願いします
にほんブログ村
レンタル開始日:2016-12-07
メーカー:NBC ユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社

facebook
オフィシャル・サイト(日本語)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ターザン:REBORN

2016年12月08日 13時11分06秒 | 洋画アドベンチャー/ファンタジー
THE LEGEND OF TARZAN
2016年
アメリカ
110分
アドベンチャー/アクション
劇場公開(2016/07/30)




監督:
デヴィッド・イェーツ
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』
製作総指揮:
デヴィッド・イェーツ
出演:
アレキサンダー・スカルスガルドジョン・クレイトン(ターザン)
サミュエル・L・ジャクソンジョージ・ワシントン・ウィリアムズ
マーゴット・ロビージェーン・クレイトン
ジャイモン・フンスー首長ムボンガ
クリストフ・ヴァルツレオン・ロム
ジム・ブロードベント英国首相



<ストーリー>
ジャングルで動物に育てられたターザンは、英国貴族として裕福に暮らしていた。ある日、ターザンは政府の命により、妻・ジェーンと共に故郷へ戻るが…。

-感想-

ジェーン可愛いよジェーン。


時折、回想シーンを用いてターザンとジェーンの生い立ちを少しずつ分かる範囲内で描写説明してくれるのは有難い。
余り詳しくない人でも、あーそういう経緯があったのかと知り得る事は出来ます。

連れ去れた妻ジェーンを夫ターザンが野生児の能力を再び開花させてジャングルの中を右往左往に飛び回り駆け回り救出に向かう、ストーリーは至ってシンプル。

善と悪の境界線がきっちり引かれているので、敵味方それぞれの立ち位置が混合するて事も無く、すんなりと展開について行ける。
ただシンプル過ぎるのも難で、作品全体から抱かされる印象は大分薄い。
愛する人の為にターザンが体を張って戦っていたなあ位の記憶しか残らないのが残念。
映像は大作並みだが、物語は小粒って感じかも。
CGをフル活用した動物達がターザンを友として認めているが故の“協力”は圧巻で、そこは終盤での盛り上がりに一役買っていた。

そのうちスコーンと忘れそうなお話だったので、念の為に書き残しておこう。
悪党クリストフ・ヴァルツはワニの餌。
よしOK!

ムッキムキな筋肉のアレキサンダー・スカルスガルドがいきなり金玉袋を広げてモモンガ飛びしたら大いに盛り上がっただろうに、是非とも続編ではそれを実現して貰いたいやね。
って、それは「ジャングルの王者ターちゃん」だっつうの!

評価:★★★
16/12/08DVD鑑賞(新作)
にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へバナーポチお願いします
にほんブログ村
レンタル開始日:2016-12-07
メーカー:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント

オフィシャル・サイト(日本語)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅

2016年11月13日 22時36分37秒 | 洋画アドベンチャー/ファンタジー
ALICE THROUGH THE LOOKING GLASS
2016年
アメリカ
113分
ファンタジー/コメディ/アドベンチャー
劇場公開(2016/07/01)





監督:
ジェームズ・ボビン
製作:
ティム・バートン
出演:
ジョニー・デップマッドハッター
アン・ハサウェイ白の女王(ミラーナ)
ミア・ワシコウスカアリス
リス・エヴァンスザニック
ヘレナ・ボナム=カーター赤の女王(イラスベス)
サシャ・バロン・コーエンタイム
マット・ルーカストウィードルダム/トウィードルディー
声の出演:
アラン・リックマンアブソレム
スティーヴン・フライチェシャ猫
マイケル・シーン白うさぎ
ティモシー・スポールベイヤード
ポール・ホワイトハウス三月うさぎ
バーバラ・ウィンザーヤマネ
マット・ヴォーゲルウィルキンズ



<ストーリー>
前作から3年後。亡き父の跡を継ぎ船長として活躍していたアリスに、船長解任の現実が突きつけられる。そんな時、青い蝶に導かれて着いた場所は、あのワンダーランドだった。

-感想-

マッドハッターが死んじゃう!?
再びアリスがワンダーランドで活躍です。
今回は親子の愛をテーマにして描いていますね。
始まりは『パイレーツ・オブ・カリビアン』風、タイムの塔では『トランスフォーマー』風に“秒”が“分”となって大暴れ。

「時間の旅」と言ってもどうせ1回か2回位の移動でしょ?て思ったのが大間違い。
頻繁に時間旅行してました。

いや~楽しい。
ワクワクしっ放しだった。

マッドハッターを助ける事が一番の目的だけども、そこに目を付けたイラスベスも同じ様に過去へと戻る考えを持ち始める。
イラスベスは何時の時代に戻りたいのか。
そこで何の目的を果たしたいのか。
過去ではその願い叶わなかったけれども、現実に帰ってようやく聞きたかった「言葉」を直に耳へと入れる。
ここでの「和解」には少しウルッとしちゃったなあ。

成功するとは分かっちゃいるけれど、全部が時間停止して万事休すと見せておいてからの、さーっと元へと戻す瞬間の演出が自然的で感動的。
ラストもスカッとするハッピーエンドで(何が「ママー!」だよ笑)、美しい映像と愉快なキャラクター達の助けも手伝い、ひたすら気分良く鑑賞出来る続編でした。

ワンダーランドの動物キャラで一番好きなのは

ネズミちゃん。
仕草が一々可愛いの。
声はおばさんだけどね笑。

今作の美少女子役図鑑

ミラーナの幼少時。
めっちゃ美少女。
そして

頭が巨大化する前のイラスベス幼少時。
子供の頃は可愛かったんだね。
この子が大人になったらヘレナ・ボナム=カーターになるんだから、成長は時に残酷ですわw
因みに頭が巨大化する原因はタルト。
「嘘」が巨大化を招く悲劇の始まりでした。

評価:★★★★
16/11/13DVD鑑賞(新作)
にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へバナーポチお願いします
にほんブログ村
レンタル開始日:2016-11-02
メーカー:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン

オフィシャル・サイト(日本語)

関連作:
『アリス・イン・ワンダーランド(2010)』(第1作)
『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅(2016)』(第2作)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スノーホワイト/氷の王国

2016年10月08日 15時23分56秒 | 洋画アドベンチャー/ファンタジー
THE HUNTSMAN WINTER'S WAR
2016年
アメリカ
114分
アクション/ファンタジー/アドベンチャー
劇場公開(2016/05/27)



監督:
セドリック・ニコラス=トロイアン
出演:
クリス・ヘムズワースハンター・エリック
シャーリーズ・セロンラヴェンナ
エミリー・ブラントフレイヤ
ニック・フロストニオン
サム・クラフリンウィリアム
ロブ・ブライドングリフ
ジェシカ・チャステインサラ



<ストーリー>
白雪姫の継母である邪悪な女王・ラヴェンナが白雪姫とハンター・エリックによって滅ぼされ、世界に平和が訪れる。しかし、ラヴェンナには恐ろしい氷の魔法を操る妹・フレイヤがいた。

「白雪姫(スノーホワイト)」の背後に隠された
壮大な物語が明かされる。


-感想-

エルサやん。
エルサの実写版やん。

こんな悲しい気持ちになるのなら愛などいらぬ!
子を焼き殺され自暴自棄になったフレイヤは氷の城を築き、村から浚って来た子達を鍛え上げ強力な軍隊へと仕上げていく。
そんな中、兵士の男女2人が恋仲となり駆け落ちを計画。
しかしフレイヤはそれを許さず2人を無理矢理に引き離すと男を川へと捨て、女は密偵へと仕立て上げる。

その頃、姉のラヴェンナは相変わらず鏡の力に頼りっきりで、権力と美を独占しようと民に猛威を振るっていたが、平和の為に立ち上がった白雪姫により倒されてしまうのであった。

姉が亡くなったのであれば鏡は私の物よ!と新たな欲に走るフレイヤ。
それを阻止しようとするのが一度は川へと捨てられるも命は助かり、白雪姫と共に戦ったエリック。

前作の前日譚と後日譚で構成された続編というよりはスピンオフに近い作品。
大人の事情でアゴ雪姫の出番は一切なし。
代わりにエリックが中心となり物語を淡々と進めていく。

正直な所、パッとしない内容。
シャーリーズ・セロンなんて中盤では全く出てこないし、その中間はエリックと仲間のドワーフ達が地味な冒険をそつなくこなしているだけで大きな見所もなし。

ラストでは蘇った邪悪さだけが取り柄なラヴェンナと、少しだけ良心が残っていたフレイヤとの、これまた見せ場の薄い姉妹喧嘩を感動もへったくれもないまま映し出し、両者共倒れで終幕。

あれだけ愛なんて!愛なんて!!と言っていたフレイヤだったけど、結局は彼女の意思に反して「信じることさ、最後に愛は勝つ」てね、人間様に刃向かうなんて100年早いのよとフレイヤとしては、もう誰も何も信じられない、やってられんわ!て気持ちだった事だろうね笑。
因みにフレイヤの子を殺したのがラヴェンナ。
鏡に貴方より美しくなると言われ「そんな存在許されないわ!」と憤怒した為。
この真実を知った事が喧嘩になった原因。

期待はしてなかったけれど、それなりに面白くは観れるのかなと思ったのに余り面白くなかった。
NG集の方がよっぽど本編より面白かった。
飛行機頻繁に飛びすぎだろw

まあ強いて観てくれを挙げるとすれば、煌びやかな女王の衣装と、イケメン過ぎるクリス・ヘムズワース位じゃないですかね。

評価:★★☆
16/10/08DVD鑑賞(新作)
バナーポチお願いします
にほんブログ村
レンタル開始日:2016-10-05
メーカー:NBC ユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社

オフィシャル・サイト(日本語)

関連作:
『スノーホワイト(2012)』(第1作)
『スノーホワイト/氷の王国(2016)』(第2作)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする