インターハイも無事終わり、今日は普段の山行に出かけました。当初、カミさんと夫婦で行く予定でしたが、N田さんも加わり、楽しい遡行と成りました。
N田さんは先日のインターハイのA隊コース隊長を務められました。無事インターハイを終えるのにヘロヘロに成ったそうで、今日の沢でその疲れを癒す!?つもりでしたが、かえって疲れが激増したかも!?でも心底癒されたそうで良かったです。
この沢は、ボクとカミさんが付き合う!?前の20数年前に訪れており、ボクがチムニー滝で負傷するなど、とても思い入れのある沢です。多分。
当時は、朝から雨続きで視界は無し。水量も多く難しい谷でしたが、今回は景色も堪能でき、道具の進歩もあってか、難所は無く、終始快適でした。
青空を背に剣ヶ岩など大岩壁を擁する谷を進む。ヤッパシ白山系は雄大。
朝、4:00起床し、4:30に大野にN田さんと合流し、上小池に向かいます。5:35に上小池に到着。沢装備を付け林道を歩き、6:15に入渓。堰堤を2箇所越え、剣ヶ岩谷に入ります。出合からゴーロが続きますが、今年の大雪による大規模雪崩の痕跡だろうか、沢沿いの木々が倒され、沢の中は倒木でいっぱい!それらを跨いだりとせわしなく登り続ける。所々小滝も散見されるがいずれも容易。
入渓する。最初はゴーロの平凡な沢を進み、見落としそうな支流に入る 大きな堰堤は左から巻く(容易)
壊れた堰堤を越えるとやっと始原の渓流に…と行きたいけど 流木や倒木、それに伴う浮石でスピードアップできない
この滝を越えたあたりから漸く歩きやすいゴーロと成る。
7:55標高1320m付近の二俣を左にとると目前に2段滝が姿を現す。1段目の5m滝は左の草付きとの境目を登り、2段目10m滝はロープを出す。常に崩壊している滝なのか、掴んだ岩が剝がれるような脆弱さを認めるが、8:15カム×2とハーケン×1で越えることが出来た。その後はメンバーの確保に努め、最終のカミさんがカムが抜けないというので、そのまま残置してもらい、その後、懸垂で降下し回収。
最下部スラブ滝、1段目5m、2段目10mの滝が現れたところで休憩。滝を眺めつつ一息入れる。
1段目は右岸の草付き沿いをフリーで登る。2段目は左岸の草付き灌木に逃げて巻けば越せるが、ここは登らないとね。脆いけど
トップで登っているところのボク。上部がちょっといやらしい 登り終えた後の滝上部の状況
最後にギアを回収しながら登るカミさん。
その後もゴーロやスラブ滝が続くものの、ロープは必要なく快適に、周囲の広大な岩の造形を楽しみながら登る。ヤッパシ白山の沢は気持ち良い。振り返ると眼下には幅ヶ平に刈込池が佇む。願教寺山の山体崩壊により形成された地形であることを如実に把握できる。前方には岩峰やローソク岩など奇岩が押し寄せ、その間にチムニー状の黒光りしたゴルジュが待ち構えている。お花も終わりかけだけどたくさん咲いている。天国みたいな様相。
9:30漸くチムニーに到着。チムニー内にはCSや、浮石も有ったりと、ちょっといやらしい。2ピッチでロープを出して登る。水量は普通でシャワークライム。岩はヌメっており注意。谷を見下ろすと一直線上に流下している。20年前に、シャワークライムで寒さのあまり注意散漫になり落ちたことを思い出す。今日は、寒さを忘れて登りに集中。
水量は徐々に少なくなりつつあるけど、水量は若干多いように感じました・
チムニー内に現れた、門番の様な風情を持つ5m・7m滝。シャワークライムで2ピッチで登ることにする。
沢の中では確保の事や登りの事で絶えず言い合いしている実は仲の良い夫婦!? ボクを確保するカミさん。
振り返ると中々の高度感。
チムニー内のCSがヌメっていていやらしい。 N田さんが登っているところ。
その後は、ゴーロ、草に埋もれたゴーロ、そして傾斜も強くなりスラブ滝を越え、お花畑ゾーンに突入。その頃にはガスも湧き出し、風も強くなる。四つん這いになり草を握りしめ詰める。そして11:15に標高1960mの稜線上の登山道に出る。ヤッタネ!!
もう後はお花畑を詰めるだけ。快適な藪漕ぎでした。
稜線に近づくと一気に天候は悪化 お花も終わりかけだけど色々咲いてました
その後は、避難小屋目掛け登り、小屋前着。そして三ノ峰に11:45到着しました。お疲れさまでした。(20年前は、カミさんとボク、山岳会の仲間のT堂さん、D道さん、S永さんの5人でした。あの頃は皆若かった。)記念撮影した後は、小雨と風で寒いので避難小屋に入り昼飯とビール(運転はカミさん)。途中、福井と石川の山屋さんに「ゲンゴロウさんですか?」とお声をかけていただきました。有難うございます。
皆、とても素敵な笑顔!お疲れさまでした。
避難小屋で楽しく昼飯。ビールとチューハイ最高です。(若干凍っていました)
12:40快適だった避難小屋を出て下山。そして14:35登山口着。14:50上小池駐車場に到着しました。
快適で温かい小屋を後にする。装備解除した後は普通のハイカー! お疲れさまでした。充実の山行になりました
8月は天候不順の日々が多く、仕事とかインターハイとか色々有って山に行けませんでしたが、白山の沢に登り、夫婦共々リフレッシュでき、とても良い思ひ出が出来ました。それと、源次郎の部活の送迎してくれた母にも感謝。20年前の頃も、今も「山登りは青春」だね。
N田さんは先日のインターハイのA隊コース隊長を務められました。無事インターハイを終えるのにヘロヘロに成ったそうで、今日の沢でその疲れを癒す!?つもりでしたが、かえって疲れが激増したかも!?でも心底癒されたそうで良かったです。
この沢は、ボクとカミさんが付き合う!?前の20数年前に訪れており、ボクがチムニー滝で負傷するなど、とても思い入れのある沢です。多分。
当時は、朝から雨続きで視界は無し。水量も多く難しい谷でしたが、今回は景色も堪能でき、道具の進歩もあってか、難所は無く、終始快適でした。
青空を背に剣ヶ岩など大岩壁を擁する谷を進む。ヤッパシ白山系は雄大。
朝、4:00起床し、4:30に大野にN田さんと合流し、上小池に向かいます。5:35に上小池に到着。沢装備を付け林道を歩き、6:15に入渓。堰堤を2箇所越え、剣ヶ岩谷に入ります。出合からゴーロが続きますが、今年の大雪による大規模雪崩の痕跡だろうか、沢沿いの木々が倒され、沢の中は倒木でいっぱい!それらを跨いだりとせわしなく登り続ける。所々小滝も散見されるがいずれも容易。
入渓する。最初はゴーロの平凡な沢を進み、見落としそうな支流に入る 大きな堰堤は左から巻く(容易)
壊れた堰堤を越えるとやっと始原の渓流に…と行きたいけど 流木や倒木、それに伴う浮石でスピードアップできない
この滝を越えたあたりから漸く歩きやすいゴーロと成る。
7:55標高1320m付近の二俣を左にとると目前に2段滝が姿を現す。1段目の5m滝は左の草付きとの境目を登り、2段目10m滝はロープを出す。常に崩壊している滝なのか、掴んだ岩が剝がれるような脆弱さを認めるが、8:15カム×2とハーケン×1で越えることが出来た。その後はメンバーの確保に努め、最終のカミさんがカムが抜けないというので、そのまま残置してもらい、その後、懸垂で降下し回収。
最下部スラブ滝、1段目5m、2段目10mの滝が現れたところで休憩。滝を眺めつつ一息入れる。
1段目は右岸の草付き沿いをフリーで登る。2段目は左岸の草付き灌木に逃げて巻けば越せるが、ここは登らないとね。脆いけど
トップで登っているところのボク。上部がちょっといやらしい 登り終えた後の滝上部の状況
最後にギアを回収しながら登るカミさん。
その後もゴーロやスラブ滝が続くものの、ロープは必要なく快適に、周囲の広大な岩の造形を楽しみながら登る。ヤッパシ白山の沢は気持ち良い。振り返ると眼下には幅ヶ平に刈込池が佇む。願教寺山の山体崩壊により形成された地形であることを如実に把握できる。前方には岩峰やローソク岩など奇岩が押し寄せ、その間にチムニー状の黒光りしたゴルジュが待ち構えている。お花も終わりかけだけどたくさん咲いている。天国みたいな様相。
9:30漸くチムニーに到着。チムニー内にはCSや、浮石も有ったりと、ちょっといやらしい。2ピッチでロープを出して登る。水量は普通でシャワークライム。岩はヌメっており注意。谷を見下ろすと一直線上に流下している。20年前に、シャワークライムで寒さのあまり注意散漫になり落ちたことを思い出す。今日は、寒さを忘れて登りに集中。
水量は徐々に少なくなりつつあるけど、水量は若干多いように感じました・
チムニー内に現れた、門番の様な風情を持つ5m・7m滝。シャワークライムで2ピッチで登ることにする。
沢の中では確保の事や登りの事で絶えず言い合いしている実は仲の良い夫婦!? ボクを確保するカミさん。
振り返ると中々の高度感。
チムニー内のCSがヌメっていていやらしい。 N田さんが登っているところ。
その後は、ゴーロ、草に埋もれたゴーロ、そして傾斜も強くなりスラブ滝を越え、お花畑ゾーンに突入。その頃にはガスも湧き出し、風も強くなる。四つん這いになり草を握りしめ詰める。そして11:15に標高1960mの稜線上の登山道に出る。ヤッタネ!!
もう後はお花畑を詰めるだけ。快適な藪漕ぎでした。
稜線に近づくと一気に天候は悪化 お花も終わりかけだけど色々咲いてました
その後は、避難小屋目掛け登り、小屋前着。そして三ノ峰に11:45到着しました。お疲れさまでした。(20年前は、カミさんとボク、山岳会の仲間のT堂さん、D道さん、S永さんの5人でした。あの頃は皆若かった。)記念撮影した後は、小雨と風で寒いので避難小屋に入り昼飯とビール(運転はカミさん)。途中、福井と石川の山屋さんに「ゲンゴロウさんですか?」とお声をかけていただきました。有難うございます。
皆、とても素敵な笑顔!お疲れさまでした。
避難小屋で楽しく昼飯。ビールとチューハイ最高です。(若干凍っていました)
12:40快適だった避難小屋を出て下山。そして14:35登山口着。14:50上小池駐車場に到着しました。
快適で温かい小屋を後にする。装備解除した後は普通のハイカー! お疲れさまでした。充実の山行になりました
8月は天候不順の日々が多く、仕事とかインターハイとか色々有って山に行けませんでしたが、白山の沢に登り、夫婦共々リフレッシュでき、とても良い思ひ出が出来ました。それと、源次郎の部活の送迎してくれた母にも感謝。20年前の頃も、今も「山登りは青春」だね。