ふとっちょパパの気ままな日記

読書履歴を中心に日々の記録を書きます

名ばかり大学生 日本型教育制度の終焉

2010-03-29 07:28:55 | 本と雑誌

河本敏浩さんの主張は、学力の低下はゆとり教育に問題があるのではなく、大学の選抜試験のあり方にあるということのようだ。
確かにそうかもしれないが、偏差値から見て学力の問題を斬ると言うのはむなしいものがある。学びの問題を、内田樹さんのような視点で考えてみたい。

目次

1章 学力は本当に低下しているのか?
 学力の現状
 大学生の増員と少子化
 二一世紀の大学生は、七〇年代の暴走族レベル
 定員を絞ればいい?
2章 競争の激化は何をもたらすか
 狭き門の問題
 管理教育
 荒れる女子高生
 いびつな競争のかたち
3章 「学ぶ意欲」を奪うシステム
 受験の現代史
 絶望的な学力格差
4章 学力日本一・秋田の大学進学実績はなぜ伸びないのか?
 秋田は成功事例なのか
 勉強をやめる高校生
 難しい試験の意義は?
 奇妙な論理、奇妙な大学生
5章 日本の大学システムの問題点
 名ばかり大学生は今日も行く
 まとめと展望

名ばかり大学生 日本型教育制度の終焉 (光文社新書)

コメント
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