馬医者修行日記

サラブレッド生産地の大動物獣医師の日々

輸液の選択 10

2014-03-23 | 馬内科学

8歳のサラブレッド繁殖雌馬、妊娠338日齢、ひどい疝痛で腹部膨満。

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高張食塩水と等張多電解質の補充液の両方が最初の輸液治療として多く挙げられた。

高張食塩水のあとには等張多電解質の補充液が必要である。

回答のひとつは等張多電解質補充液と同時にヘタスターチを与えることを選んだ。

添加するものとしてカルシウムが言及された。

多くの回答者がとても急いで、輸液をしながら結腸/盲腸の穿刺を行い手術の準備をする。

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さて、症例とそれぞれについて得られた回答は以上です。

次から、P.A.Wilikins先生の考察を紹介します。

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今朝は、昨夜開腹手術した子馬の診察から。2014032309070000

午前中は1歳馬の尺骨骨折のプレート固定手術。

(右)

透視装置はうまくポジションに納まらず使えなかった。

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P3235925朝陽をあびるその凛々しい後姿。

(左)

P3235930お尻も揉んで~

その甘えた顔とポーズ

(右)