どうも4月は「春霞」で星を見るにはあまり適してない時期なんですよね。それに3月は天気が良くない日が続いていましたし。
それと言うのも、4月10日辺りから、「ポン・ブルックス彗星」を見るのに適した時期なんですよ。
この「ポン・ブルックス彗星」は70年周期の彗星でいくつかの記録が残っているそうで、それによると「アウトバースト」を起こし、急激に明るくなったことがあるそうなのですが、現時点ではそんな事もなく、今後も肉眼では見る事はまず無いでしょうね。話によるとここ最近は4等級くらいの明るさらしいのですが、いかんせん彗星って恒星よりも暗く感じるので、実際の感覚としては5等級くらいになるでしょうね。
当然そのくらいですから、肉眼はまず難しいですし、双眼鏡では見えるでしょうけど、今の時期は西の空、大体木星の3°下にいるようですが、木星自体が夕方薄明の時点20°ですから、思った以上に低く、この春霞の空では探すのは結構難しいようです。
それでも折角ですから、比較的天気が良い今日、見てみようと思ったワケです。
幸い今の自宅からは真西がある程度見えるので木星を目安にして撮影してみました。
結果としては、やはりなんだかんだで、雲が出てきてしまい、好条件とは言えず、さらには19時半くらいが限度で、日の入り後1時間ほどと、まだ航海薄明くらいなのであまり暗い星を撮影するには向いていない状態。
撮影したのを見てもかなり雲でぼんやりした状態と、恒星と彗星を見分けるのも困難な状況でした。それでも何とかポン・ブルックス彗星の位置を考えれば、そのあたりにぼんやりと光っているのがあり、多分それがボン・ブルックス彗星なんじゃないかな?という程度でした。
11月には「紫金山・アトラス彗星」がきますので、そちらは見えると良いなぁ…。 それでは、本日の登場人物は「天体現象」に関するお話でしたので、この方。子供の頃にある病気が原因で中途失聴者になってしまい、「宇宙には音が無い」という事から「天文」に興味を持ちその知識から同級生の天文仲間二人と「天文クラブ」を作り、高校では「インクルージョン教育」でその学力の高さから「進学クラス」にいるほど。宇宙の深遠のような漆黒の髪と眼を持ち「天文部」である事から「闇夜の妖精」の二つ名までもつ「渋川 真夜」さんです。「ポン・ブルックス彗星」を撮影してみた「真夜」さんですが…。ちなみに背景が私が撮影した「ポン・ブルックス彗星」が写っていると思われるのです。多分黄枠内がそうじゃないかな?と思うのですが…。